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2011年04月01日
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カテゴリ:音楽
Wikipediaには一年の毎日に何があったか、著名人の誰が生まれ、誰が死んだかが書かれている(日本の場合は特に架空の人物の生没年に関する記述が多い)。

Wikipediaでの4/1の項目にはいろいろ興味深い項目がある。取り分け4/1は日本においては年度始めであるために自治体の合併などの記述も多い。その一方で音楽に触れているものとして関心を引くのは、Scott Joplin(1868/11/24 - 1917/4/1)だろうか。

# いつも引用するClassical Composers Databaseの4/1の項目にも勿論載っている。

Scott Joplinの曲で一番知られているのは、おそらく"The Enternainer"(1912)だろう。しかし、映画"Sting"で使用された形式は純粋なラグタイムの形式というよりは、かなり後のニューオリンズジャズのスタイルに近い(ピアノ演奏でなく、管楽器の合奏である点などについても)。

Peters版のScott Joplin集(ほとんどの彼のピアノ用ラグタイム曲を集めている)の第二巻の最後にラグタイムのスタイルについてJoplinは述べているが、シンコペーションのリズムは注意深く取ることと正確なリズムを取ること、そして演奏する際には速すぎないテンポを取ることに読者の注意を向けている。実際に楽譜を見てみると、"Not fast"とか"March Tempo"とかいう指定が多い。その点では映画"Sting"のテーマは本来のスタイルからすると不適切な演奏ということになる。

Scott Joplin自身が演奏した録音は残っていないが、ピアノロールに演奏を記録したものがいくつか残っているそうである。英語版Wikipediaの記事の”Performance Skill"のところに彼自身が"Maple Leaf Rag"(最初に出版された作品)を弾いていたピアノロールの再現音源があるが、それを聴いてみるとリズムはかなりよれよれだし、テンポもかなりよれよれで、本人が書いている望ましい演奏とはかなり違っている。しかし、現在でのピアノロールの演奏が当時記録されたピアノロール(精度がどんなものなのか疑いがある)と同じなのかどうかは解からないところがあるとして、あくまでもこの演奏は参考にとどめるべきであるという意見もある。

Wikipediaの記事にもあるが、彼の最期はかなり悲惨なものだったらしい。しかし、彼が打ち立てたRagtimeというスタイルは多くの追随者を生み出したし、一時忘れ去られていたけれども映画"Sting"のテーマとして取り上げられることによって復活し、また現在に生き続けている。

彼の音楽がこれからも演奏され続けられることを願う。





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最終更新日  2011年04月01日 23時16分14秒
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