Ｎｏｒａｓ　Ｓａｙ　Ｏｎｅｓｅｌｆ

「じゃぁ～　お母さん　娘ちゃんの事　よろしくねっ～

１時半～２時頃に帰って来るから　その後　音楽教室ねぇ～」

「おやつ　食べてから　ピアノでしょ　私も一緒にいくからねぇ」

「そうそう　４時ぐらいからだからねぇ～　じゃぁ　いってくるねっ！」

「よろしくお願いすます」　ペコリッ

今日は　めずらしく　夫婦２人の　お出かけである

うちの奥さんの　お母さん（おばぁちゃん）に　娘の事を　たのんで

東京ドームシティ　天然温泉「スパ・ラクーア」へ

どこから　手に入れたのか　チケット２枚

おとうさんの　お疲れ負担減　と　近いという事で　電車で移動

うちの奥さんの　いきなはからいで　お父さんの“お疲れ様会”だ

とは言っても　奥さんが　温泉好きなのは　いうまでもない

 って　ていのいい　家事さぼり～？

東京ドームシティは　東京ドームを中心に

　遊園地などの　楽施設やショッピングモール　ホテルなどが　ある

その中に「東京ドーム天然温泉　“スパ・ラクーア”」がある

様々な　６つの温泉　と　５つサウナがある　“スパ”　と

（室内は撮影禁止なので　パンフレットで）

世界各地の癒しの要素を融合させた　２階建ての

リゾートムードいっぱいの　休憩　岩盤浴スペース　その名も“ヒ－リングバーデ”

そして　広々とした　トリートメント＆ビューティーとリラクゼーションスペース

その他　フード＆ドリンクバーなど　建物の５～９階までの

都会の　真ん中の　リゾート空間だ

早々に　フロントで受付をし

「じゃぁ～１時間半後に　５階に　集合ねっ」と　男女別々のパウダールームへ

ここまでは　ごく普通のことだったが　

ここからが　我が家の　本領発揮！！

お互いに　日頃の汗を　特に　お父さんは　仕事疲れを時間をきにせず

ゆっくり　ゆっくり　とる

しかし　ゆっくり　しすぎた

　「あっ　時間がっ」

あわてて　パウダールームに　行って携帯にメールする　

「あの～　集合時間４０分　延長で…」と

そして　再び　裸になって　スパへ　ま～た　ゆっくり露天風呂へ

温泉の中で　居眠り　ブクブクブク　「溺れるーっ！」

「あっ　時間がっ」

案の定　５Fで　奥さんが　ソファーで　そっくり返って待っている

「おそいわよ～っ」　　　　「ごめん　ごめんっ」

「でもさ～　この温泉　しょっぱくない？」

「なんで～？　温泉なんだからねぇ～　しょっぱいかも」

「いやぁ～　温泉の中で寝ちゃってさぁ　あやうく　溺れそうになったよっ」

「ば～かっ　だから　遅くなったんだ～っ」

で　少し疲れたので　リラクゼーションスペースへ

ちょっと　ぼーっとしながら　CATVを　鑑賞して　休憩

しばらくして　奥さんが

「ヒーリングバーデに行って　リラックスしない？」

そして　8Fへ

ゆったりとした　音楽が流れ　湿度が管理された空間は　まさしく　癒しスペース

ここで２人は　１時間ぐらい　ゴロゴロ　ゴロゴロ　あくびが出る

花金の夕方という時間もあって　アベックが多い　みんなイチャ　イチャ

奥さんも　近寄ってくるが　半分寝ている　お父さん　「グ～ッ！」　お腹が鳴った

「晩ご飯　食べにいく～？」　どうやら　聞こえたらしい

「いこ　いこっ」　で　5Fのフードコーナーへ　移動する

花金で　宴会をやっている客が多い中

お父さんは　飲まないので　一番高い食事コースを選んだ　飲まないから　いいんだ

「んんっ　たっか～いの　頼んだ～　じゃぁ　私も　おんなじやつ！」

「ん～　美味しっ！　でも　やっぱり　お刺身は　生臭いねぇ」

「この間　新鮮なの　たべたからなぁっ　まぁ　しょうがないって」

お腹を満たした　２人は　食休みも兼ねて

再び　ヒーリングバーデへ　さっきより　アベックが増えている

スペースを探して　めずらしく　ひっつく　お父さんとお母さん　なんか　気恥ずかしい

お父さんは　バスタオルを　抱いて　爆睡した

何時間たったのだろ～？（じつは　数十分）　化粧をした　奥さんに起こされた！

「ちょっと　ちょっと　何っ　その汗　」　どうやら　アベックだらけの中

１人だけ　大汗かいて　いたようだ 

岩盤浴なのに　バスタオルを抱いて　爆睡したせいだ

「もう　帰ろっ　おばぁちゃん達も待ってるし」

「んんっ」と　また　夢の中に…

「起きろーっ！」　　周りのカップルが　一斉にこちらに注目！

小声で　「ここは大声　禁止だぞ～」　と　やっと起きて　大汗をぬぐう

「あっじーっ」　時計を見たら　１０時近かった

あ～っ　休んだ　休んだっ！！

そして　フロントで清算をして　帰途につく

あたりは　すでに　夜だ　ジェットコースターも眠っている

我が家に帰ると　ピアノの音がする

「今　何時だと思ってるのっ！」　と　いつもの奥さんに　戻る

「おばぁちゃんに　きかせて　あげてたの～」

「も～　お母さんっ　早く　寝かせなきゃ　ダッメじゃないっ！」

皆　絶句！

これで　また　いつもの　毎日が始まる

せっかく　いい気分で　帰って来たのに～っ　ダダこねるぞーっ！

こうして　お父さん“お疲れ様会”は　終わったのだった

あ～あっ