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北原白秋の「かなしき」(「金扁に質」の漢字一字のタイトル)という添削実例集のことは、以前から話にきいて、興味を持っていた。
時代が違うから、そのまま自分の作品には使えないかもしれないけれども、「言葉が頭のなかにたくさんあって、一度詩に向かうと、機関銃のようにどんどん飛び出してくる天才」(鈴木英夫氏談)であった白秋の添削を、じっくり読んでみたいものだとながいこと思っていたのだが、ふと、今回思いついて、インターネットで検索してみたら、なんとヤフーオークションに出品されていた。しかも、初版本である。 早速詳細を見ようとしたら、なんと、本当に残念なことに、「このオークションは終了しました」とされて、もう落札されていたので、がっくり。 「いいよ、いいよ。きっと、こんな本の初版本なんて、私の手の届く値段じゃあないんだから」と思って、でも、念のために落札価格をみたらたったの1000円! 1000円だったら、私でも払えるし、海外まで送ってくれないにしても、娘に頼んで受け取っておいてもらえば、なんとかなるではないか! 残念なことをした。 教訓:欲しいと思った本は、とても手に入らないと思っても、オークションの場を時々調べてみること。思わぬチャンスがくるかもしれない。 (・・・・けっして、オークションの宣伝をするわけではありません。念のため) 付記 物欲しそうな日記をUPした次の日、「なんだ、そういう本が欲しいのか」と、主人がインターネットを探してくれた。 「ほれ、早く注文しろ」と威張られながら、早速注文。800円プラス送料で、見積もりはこれから届くことになるらしいが、オークションの1000円よりも、200円も安い! どちらも、保存状態は悪いということだから、ちょっと何ともいえないけれども、これでまた当分、主人に頭が上がらなくなる。 ちなみに、私の「かなしき」での検索にひっかかってこなかったか理由は、「かなしき」の字がむずかしいために、オンラインショップでの表記が、「?」に化けていたからという簡単なことであった。主人は「白秋」「添削實例」で検索したようである。マケタ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
October 7, 2007 07:17:55 AM
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