カテゴリ:人形
中川多理さんの個展は明日までです。 パラボリカ・ビスで三浦悦子さんの個展と同時開催中です。 中川さんの人形をこんなに沢山拝見したのは初めてです。 手足が無い人形が多かったのですが、イージースリップの強度を生かした造形が印象的でした。 私が好きなアンティークの一つがフランスのソープボックスやハットボックス、ラベル等の紙もので、いつか自分の作品のディスプレイ等にも使いたいと思っているのですが、中川さんはそんなアンティークの雰囲気を出したラベルを何と人形の頭にぺたっと貼っていました。 私には無かった発想ですが、手足の無いオブジェ的な雰囲気の作品には違和感はありませんでした。 腰から上の巨大な少女人形もありました。 三浦悦子さんの個展は人形を見せると言うより空間演出が凄くて、三浦さんの世界観を表現するのに人形を使っているという感じでした。 以前観た恋月姫さんの個展も同じように水や砂を使い照明も暗くしていたのですが、恋月姫さんの人形を見せるための空間演出と言うのとはまた違う印象を受けました。 もっとも迫力のある人形がその世界を支配していたことに違いはありませんが。 とても個性的なお二人の個展を拝見して、私ももっと自由な発想で人形を創ってみたくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月07日 10時23分10秒
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