カテゴリ:フィギュアスケート
(安藤美姫さんのお写真をお借りしました。https://instagram.com/p/4x_VS-l_J1/) どうしても羽生選手の演技を生で観たくて初めてのアイスショーに行ってきました。 ファンタジーオンアイスが神戸で開催されるのは初めてです。 行きたいと思った時に地元で開催されるという奇跡のような出来事なので、とても苦労しましたが3公演全てのチケットを入手しました。 そして、初日の小さなハプニングがきっかけで3公演とも思いがけない素晴らしいサプライズが起こるという特別なショーになりました。 何事かが起こった時にこそ人の本質が見えるものです。 ですからこのリンクの氷に関する小さなハプニングのお蔭で、羽生選手の視野の広さや責任感の強さ、思いやりや全てを引き受ける覚悟のようなものを感じることができました。それでいてちゃんと二十歳の青年らしい等身大の素顔も見せるから、近寄りがたい感じにはならずより好感が持てました。 このアイスショーは新旧世界王者だらけの凄いメンバーなんですが、その中でも羽生選手の演技はは群を抜いていました。 どのスケーターも、できることをよりよく魅せるために皆精一杯の素晴らしい演技を披露してくれたのですが、羽生選手は自分のできるマックスのものに挑戦しつつ魅せようとするため、一人だけ試合に臨むような緊張感が漂うので音楽が鳴る前から空気が一変します。 初めて観る羽生選手の演技は鮮やかすぎる4回転ジャンプを2種類成功させるところから始まりました。 スピード、キレが全く他のスケーターとは違うのです。 日本の音楽を使っているので日本的なニュアンスもありつつメリハリのあるダイナミックな美しい動きに魅了されました。 観たかったイナバウアーよりも感動したのはすごいスピードから入るハイドロ。 ハイドロはテレビで何度も観ているのに、スピード感が全く違ったので驚きました。 テレビでは伝わらない部分があることを実感しました。 でも、私の遠い席からは分からないお顔の表情などはテレビの方が伝わるので一長一短あるようですが。 このファンタジーオンアイスではスケーターは演技だけでマイクを手にすることは無いのですが、最初のハプニングのお蔭で3公演とも羽生選手のスピーチも聴くことができました。最後にマイクを外しての大声での「ありがとうございました。」は遠い私の席までしっかりと届きました。 羽生選手の座長公演ではありませんが、実質は彼の座長公演で新旧世界王者のスケーター達も唄やピアノ等のゲストアーティストたちもそれを理解し支える温かい家族のような雰囲気がよりショーを素晴らしいものにしていました。 プライドのある世界王者たちが一番若い彼を盛り立てるのは、それまでに彼が築いてきた人間関係の賜物です。 ただ、一つだけ残念なことがありそうです。 今週土曜日にBS朝日でこのアイスショーが放送されるのですが、噂によると羽生選手が最もジャンプの調子が悪かった初日の夜公演が使われるのではと。他の公演では何度も決まった4回転が決まらないばかりかオープニングでは得意のトリプルアクセルでも転倒。ラストのボレロでの群舞も他の2公演では美しい4回転ジャンプを決めているのに、これも転倒。試合並みの高難度で緊張感を持って臨む羽生選手にはほとんど休む時間が無いまま2公演続けるには無理がありすぎると思うのですが。 ただ、恒例の終了間際のジャンプ大会はなかなか4回転ループの決まらない羽生選手の公開練習鑑賞会のような感じになり、その後のスピーチは素晴らしい内容の合間に、「すみません。話長いんです、僕。(可愛い笑顔)」という展開で、お客の満足度に関しては遜色なかったと思います。 それでも、素晴らしい演技があったのだからそれを映像で残してほしいので、この噂が間違いでありますように(祈) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年07月07日 12時58分56秒
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