ネット上には採点法を知らないのに応援する選手が低い得点でライバル選手が高得点だと不正があったと陰謀論を唱える人が少なからずいるので、あまり得点のことは言いたくないのですが、事実として今回の世界フィギュアであったことを少し。
今回表彰台を狙える選手は日本以外は中国、カナダ、スペインでした。
採点表を見るとこの中国、カナダ、スペインが明らかに自国選手に甘い採点、日本を含むライバル国に厳しい採点をしています。あからさますぎて驚くほどです。
ただ、中国、カナダ、スペインは他の2か国から厳しい採点をされても自国に甘い採点をしているので差し引きすると、一か国だけに厳しい採点をされたことになります。
その点、自国のジャッジのいない日本だけは3か国に厳しい採点をされたことになります。
(もし日本人のジャッジが居ても日本人は自国選手に甘くしたりしないので同じだったかもしれませんが)
海外の解説者が羽生選手の得点が出た瞬間(思ったより低い点数に)「スキャンダルだ!」と言ったほど。この方は日本の解説者と違い採点法を熟知しています。
(得点に疑問を持ったロシアの方が採点表を分かりやすく色分けしてくれています。赤やピンクが厳しい採点。スペイン中国カナダが自国以外のライバル選手に厳しい採点をしてるのが分かります。
https://tulup.ru/forum/topic/34698/message466733.html)
今回の世界選手権で羽生選手が優勝できた理由は一つ。
ぶっちぎりだったのです。
それぞれの技の出来栄え点(-4~+3)で+3を+2や+1にすることはできても成功しているものをマイナスにはできませんから。下げるには限度があるのです。
アンフェアに下げられてなければ世界歴代最高得点はあと何点上になっていたのでしょう?
今回のジャッジの多くが来年のオリンピックのジャッジになる予定です。
0.1を争うような僅差の戦いで今回のようなことをされては順位が違ってきます。
IOCは今回の結果を検証してほしいものです。
それにしても血のにじむような選手たちの努力を無にすることにためらいのないジャッジが複数いることには失望します。昨シーズン羽生選手が到達するまで夢でしかなかった300点越えのスコアが4人も出た歴史的試合に泥を塗ったジャッジがいたのは残念ですが、他選手ファンからも認められるほどのパーフェクト演技で優勝した羽生選手を誇りに思います。