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港に入ると先輩の船が見えます。
「あれえ、あの船も来てるんだ~」 停めるところがなさそうで、先輩の船に横抱きかなあと思っていると、K先輩から、「係の人が誘導してる」ということです。 数日前に、入港を申し込んだ時には、「係員の誘導がありますから」と聞いていたのですが、半信半疑でした。 行楽地の駐車場ではあるまいし、港の入港ぐらいではそのようなことがあるはずもないだろうと思っていました。 でもちゃんと誘導がありました。 日除けの長袖からTシャツに着替え桟橋に上がると、皆さんは先に着いていた先輩のグループに混じっています。 この方達は、新西宮YHジュニアの元親達のグループでした。 最近はあまり出ていませんが、この先輩がリーダーでやっておられたときは盛んでした。 そのときのグループだそうです。 久しぶりの同窓会ということでしょうか? 子供達も来ていますが、親達の方が楽しそうです。 兵庫ジュニアの元親の私には、その気持ち、よくわかります。 子供のサポートではあったが、まあ子供を出汁に親は楽しませていただきました。 この先輩の明るく社交的な人柄が接着剤になっているのでしょう。 兵庫ジュニアに移ってきたOさんご夫婦や、同じくOYさんのお母さんもおられました。 皆さんがそれぞれのご家庭の自慢の手料理を持ち寄り、桟橋上で宴会をしていました。 子供達はそこでサヨリを次々釣り上げ、その場で焼いて食べてしまいます。 電車のプラットホームの倍はあるような広い桟橋で、天井には商店街のアーケードのような屋根がついています。 日差しは強くなってきていますが、吹きぬける風が心地よく、最高のロケーションです。 他にモーターボートが数艇、進水式後を思わせるバウ(船の前の部分)に紅白の飾りが巻いてある船もいます。 モーターボートなら片道1時間ほどで、「ちょっとそこまで」という感じでしょう。 数日前、新西YHに大体の時間を問い合わせたとき、応対に出た女の子が「19マイルです。80分ぐらいです」との答えが返ってきたのを思い出しました。 34フィートのセーリングクルーザーと言ったはずなのに・・・「14ノットなんてヨットで出るわけないじゃん」と突っ込もうと思いましたが、19マイルって教えてもらっただけで十分なので、ただ「ありがとう」ってお礼を言いました。 彼女は、いつか誰かに突っ込まれるかも? 往復燃料費1000円、翼港の停泊料は6時間100円、プラス掃除協力金500円です。 今回は、昼食がこのグループのおかげでただになってしまい、かなりラッキーでした。 ヨットでは片道3時間ですが、かなり気に入りました。 お気に入りに登録です。 このグループの艇を見送ってから、追いかけるように桟橋を後にしました。 2時出発がもうタイムリミットです。 西宮着が5時を回ります。 復路はステアリング担当をしました。 船を出す段になって、M先輩もK先輩ももやいを外す方に行かれます。 ということで、エンジンをかけ、ゆっくりと出艇です。 桟橋の小さなでっぱりに気をつけながら、後進を入れたり切ったり、ゆっくりゆっくり桟橋をバックで離 れます。 風や波の影響があり船は1ヶ所に留まれないので、離着岸だけはゆっくり動かすに限ります。 2トンの船は行き足があれば、人力ではどうしようもありません。 バックの使い方が重要です。 桟橋を離れると、M先輩はライフジャケットを枕にバウでシエスタです。 そうですよね、お腹の膨らんだ午後のこの時間帯はステアリング担当は、できれば避けたいところです。 シエスタにかぎります。 もう少し風があれば、スピンを張って一気に帰れるのですが、この天気のこの風で、セーリングのランニングをすれば、暑いだけです。 フルスロットルまで上げると、7.8ノット出ました。 セールを上げると少しでも効率が良くなるというK先輩の提案でセールをあげ、ジェノアセールも出しましたが、昼寝の妨げになるだけのようでジェノアは途中でしまいました。 メインとエンジンで、神戸空港連絡橋の下をくぐって西宮に帰りました。 橋の高さは20m。 この船は全長10mほどなので、黄金率から言って、大体13~14mのマストの高さ。 十分くぐれると分かっているのですが、いざくぐる時はちょっとビビッてしまいます。 下から見上げると、今にも橋脚にマストトップがぶつかりそうです。 西宮港に入り、M先輩が起きてきて、「早かったなあ」。 そりゃ中抜けで夢の世界を満喫していれば、すぐ着いた感じですよね。 まあステアリングを1人で担当したおかげで、後を振り返り、数日前調べた潮の流れを頭で計算しながら船を動かせました。 午前中に明石の潮の強さを、目標と後を振り返りながら験できたことも収穫でした。 後を振り返ることで、PCで調べた潮の強さを実体験として得られました。 学生時代、「今、回ってきたマークを振り返って潮を計算しろ」と耳にタコができるほど言われたことを思い出します。 コーチになってからも何度も口にした言葉です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
シエスタな午後なんて、
素晴らしい人生ね! のりまきさんの人生賛歌のメッセージ いつも嬉しく拝見しています。 共感されるコメンテーターの方多いですよ。 (2006/08/02 09:47:50 PM)
rimin(リミン)さん
できれば私もシエスタ組に回りたかったです。まあ、次回ですね。 >シエスタな午後なんて、 >素晴らしい人生ね! > >のりまきさんの人生賛歌のメッセージ >いつも嬉しく拝見しています。 >共感されるコメンテーターの方多いですよ。 ----- (2006/08/03 08:25:33 AM)
風と潮流による外力とエンジン。ヨットの運航は頭脳を必要としますね。私には無理。おっと、それ以前にお金が・・・
(2006/08/03 07:22:37 PM)
かなにゃん3728さん
そうですね。馴染みがないですね。私は慣れちゃってるからこっちの方が便利です。海で使う用語です。海で使うから飛行機でも使い・・・だからロケットや宇宙船でも使うと思うけど・・・明日の日記に分かりやすく説明します。 >うわ~い、「ノット」の意味がわからないぞ~~。 >マイルもぴんときません。 > >潮の計算?? > >ヨットはやっぱり、頭脳スポーツなんですねえ。 ----- (2006/08/03 07:35:50 PM)
紅の豚8734さん
飛行機に似ている・・・というより、3次元だから飛行機の方がよっぽど難しいのでは? > 風と潮流による外力とエンジン。ヨットの運航は頭脳を必要としますね。私には無理。おっと、それ以前にお金が・・・ ----- (2006/08/11 05:54:12 PM) |
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