有明の詩

　　　　　　　「止まった時計」



　　　　　　　見るたびに

　　　　　　　進まない時間

　　　　　　　動かない秒針

　　　　　　　季節が過ぎても

　　　　　　　あの日あの時のまま

　　　　　　　何も変わらない

　　　　　　　これから先も

　　　　　　　もっと先も

　　　　　　　同じ時刻を示し続ける

　　　　　　　止まった時計の

　　　　　　　未来進行形

　　　　　　　暗澹たる静寂だけが

　　　　　　　沈黙の時を

　　　　　　　重ねてゆく






　　　　　　　いつも心に微笑みを

　　　　　　　あなたが幸せでありますように


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