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テーマ:詩(900)
カテゴリ:エッセイ・散文・物語
「梅雨空に泣く」
仕事休みの土曜の朝に ダンゴムシは食べてしまった おとといのおとといの日に この手を汚しても 萌える期待と彩りの希望も添えて植えた うるわしい朝顔を ダンゴムシは食べてしまった
それも やっとハート形のふた葉が出来て これからだというときの 生まれたての朝顔を
手のひらに乗せれば丸くなり でこピンをすれば ころころころがるあの生きもの にっくきダンゴムシが食べてしまった
ながい茎だけを残し 朝顔は・・・おもかげ ふた葉はいまいずこ ない ない やるせない
ひたひたと 浸るように 私のこころは 梅雨空に泣く
淡いあでやかな よろこびの種は消え 重い灰色の かなしみの雫が 落ち広がった
・・・
あなたが幸せでありますように
私のこころに しあわせの種が消えて かなしみの芽が生まれた
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Last updated
2014/07/05 10:54:40 PM
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