カテゴリ:知っ得く情報(知っておくと得する?)
2006年6月1日から改正道路交通法が施行された。
今、毎日、話題になっている駐車違反取り締まりについて 最近入手した情報を元に私見を書くことにした。 ■この規制のメリット ●「民に出来ることは民に」という観点から、規制緩和になる。 →よくよく内容をみてみると、取り締まりが出来る“駐車監視員”は 「駐車監視資格者試験」に合格したものに限る。 但し、65歳以上の者はだめ。 ここで見逃してはならないことは、資格試験を免除できる職種がある。 それが、警察OBなら直ちに“駐車監視員”になることができるということだ。 これなら、来年から起き始める団塊の世代の定年退職ラッシュに対して、 警察OBの天下り先がもう既に用意されていることになる。 規制緩和とは名ばかりのものにならないことを期待する。 ●これにより警察はひき逃げなどの悪質な交通捜査や凶悪犯罪などに もっと時間を取れるようになる。 →検挙率が上がれば、今回の駐禁取り締まりを民間委託した効果が 上がったと言えるかどうかはわからないが、それを大いに期待しよう。 ■このデメリット ●駐車を発見すると、直ちに違反切符を切ることが出来るそうだが、 実際は、発見後「放置限度5分」してから違反切符を切るそうだ。 →ここで、また特例を見逃してはならない。 それは、駐禁区域に5分以上駐車しても違反にならない車がある。 それは、郵便配達の車だそうだ。 これには、ヤマト運輸を初めとして宅配便が黙っていない。 不公平そのものだ。 ではなぜ郵便車だけが特例なのか? その理由は? 公共性のあるものだから。 だと。 郵便が規制緩和されている今では、この理由は当てはまらないと思う。 郵便物同等のものを扱っているのは、郵便局だけではない。 宅配便よりもっと深刻な業者がある。 それが、介護業界だ。 一人暮らしの老人のお宅を巡回する車が5分以内に介護を済ませて 戻ってこれるはずがない。 あまりにもそのへんの配慮を欠いた法律だ。 この法律を決めた人間達は、かなり世の中を知らない集団なのだろう。 →更に問題はある。 違反者は運転免許の点数は引かれることはないが、 罰金を払わなければ、車の持ち主が罰金を支払うことになる。 それでも罰金を支払わなければ、車検を受けることが出来なくなる。 これは、罰金の不払いを無くすためには有効な考え方だが、 何度でも駐禁による違反切符を切ることができる。 特権を与えられた、民間業者や警察OBの天下り先が、 売り上げ目標なるものが掲げられ、どんどん荒稼ぎをすることにならないよう祈る。 ●駐禁の取り締まりについては、都道府県の各警察署のホームページに公開されている。 →これを知っていると少し安心? ネットで調べると詳しく駐車違反取り締まりについて詳しく書いているブログを 見つけた。 罰金の金額、全国の警察署のURLなど、かなり参考になるのでここに紹介します。 “kameさんの5月22日の日記” ★これからも駐禁の取り締まりについてはいろいろな問題が出てくることは間違いない。 早くもっとましな運用ルールを決めて欲しいものだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年06月05日 20時34分27秒
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