那須朝日岳から三本槍岳、蓼科山

 <那須朝日岳から三本槍岳へ、2003年8月23日>
 昨夜は知り合いが持っている近くの別荘でパーティがあり泊めていただきました。今日はゴルフ組、麻雀組に分かれての行動で、ゴルフも麻雀もやらない自分は那須岳に登ることにしました。
 車で茶臼岳麓の県営駐車場へ行き、6時45分に峰ノ茶屋を目指して出発。さすがに登山者は少なく、ゆっくり歩いて7時25分に峰ノ茶屋に着きました。ここは西からの風が強いところで、今朝も強風が吹きつけていました。左へ行けば茶臼岳、右へ行けば朝日岳です。茶臼岳は数回登っていますので、今朝は迷わず右の朝日岳に向かいます。峰ノ茶屋から剣ガ峰を巻いて朝日岳分岐へ30分弱で着きました。鎖場があったり、落石が心配だったり登山の楽しみが味わえる所です。右手の朝日岳頂上からは目の前に茶臼岳や麓が一望できました。風が強いので早々に退散です。
 朝日岳分岐から尾根伝いに三本槍岳を目指します。能見曾根で左へ下れば隠居倉ノ頭を経て三斗小屋温泉です。ここは直進です。風が強いので休まず歩きました。直進して清水平に下ります。急勾配ですので帰りが大変だと想像します。湿地帯の清水平を木道で横切り、穏やかな笹に挟まれてアップダウンを繰り返し、最後の坂を上ると三本槍岳でした。10人ほどの登山者が休んでいました。周りの山々が手に取れるようです。
麓の駐車場から2時間45分、登山と言うよりハイキングの感じでした。同じ道を戻り下山、シーズン中でもあり峰ノ茶屋からは登山道、駐車場、道路とも人と車で溢れていました。山は早朝出発、昼前後の下山が最適と改めて思いました。
      (朝日岳にて)             (三本槍岳にて)   
    朝日岳頂上(03.08.23)    三本槍岳頂上(03.08.23)

 <蓼科山、2003年9月11日>
 私は信州生まれですが信州の山にはあまり登っていません。浅間山、妙高山(新潟県)、北アルプスの山々など見慣れた風景です。蓼科山もそのうちの一つです。
特に佐久市にある妻の実家からは千曲川を挟んで蓼科山が真正面に見えます。今回、妻の実家に寄った機会に念願の蓼科山に登ることにしました。
 ガイドブックを読むと大河原峠からが一番登りやすいとあります。国道142号線、春日温泉経由で大河原峠に向かいました。ところが大河原峠手前で工事中にため通行止めでした。仕方なく車を進入禁止の柵前の路肩にとめて、工事中の道路を大河原峠まで10分程歩きました。峠からの眺めは抜群、北佐久地方と浅間山が一望です。登山者の車らしいのが1台だけ駐車していました。
 6時30分に登山開始です。大河原峠ヒュッテ前を右に行くと、すぐに林の中に入ります。1時間ほど上ると湿地帯に出て、間もなく将軍平の蓼科山荘でした。峠からここまで1時間43分、山頂はここから35分ほどでした。岩だらけの急斜面を登り、蓼科山頂ヒュッテの前を通ると標高2530mの蓼科山の山頂です。霧が一面に立ち込めて視界は全くききません。頂上では香川県から来たというご夫婦と、もう一人の登山者に出会いました。視界が悪く、風が強いのでシャッターだけ押してもらい早々に下りることにして、山頂ヒュッテ前を下りかかると山の下は霧が晴れかけています。蓼科山荘まで下りきても、まだ9時30分です。そこで南斜面を下りて天祥寺原経由で大河原峠に行くことにしました。木々の中、湿地帯、ガレ場など4回ほど転倒しながら、1時間近く歩いて天祥寺分岐に出ました。ここからは目の前に蓼科山、向かい側に北横岳が緑の山容を露わにしていました。山の緑と青い空、このコントラストは素晴らしいですね。天祥寺から穏やかな坂を40分程歩くと大河原峠でした。
出会った人たちは全部で4人だけ、自然を丸ごと自分の物にした気持ちです。
 こうして11時30分に5時間程の山旅は終わりました。春日温泉で入浴、夕方4時には帰宅してビールをいただくという結構な1日でした。  
蓼科山荘から頂上への登山道   霧の蓼科山頂上にて 天祥寺原からの蓼科山
(蓼科山荘から頂上への道) (霧の蓼科山頂上にて)     (天祥寺原からの蓼科山)


 


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