ライヴ　のりっぷ　

2歳の子を撮影しようと、そのお母さんに説明していた時、グラグラッと揺れがきました。

撮影室内の人々を全員廊下に出し、椅子に座って待ってていただきました。

揺れがおさまってくる度に少しずつ撮影し、患者さまを診察へと誘導しました。

その後、九段会館の瓦が落ち、怪我人が出たと言う事で、受け入れの準備。

Ｅ係長を中心に、トリアージの準備を行いましたが、私は保育園が心配で、待機中のダーに連絡を取り、お迎えには行ってもらいました。

しかし、私が帰って来たら出勤しなければいけないダー。

5時に職場を出て、駅前のタクシー待ちの列に2時間並んでもまだ乗れず、その後30分待っても１台もこないタクシーに見切りをつけ、寒さで動かなくなってしまった手足とともに、8時半頃職場に戻りました。コンビニはほとんど品物がなく、日比谷通りは横断歩道も渡れないほどの渋滞でした。

職場に到着すると、病院を解放していたため、いたるところに患者さまがいらっしゃいました。まだ小さい子を連れているお母さんを見ると、涙が出そうになってしまいました。

Ｎ次席が人数を確認し、乾パンみたいなビスケットと非常用のシチュー缶を持ってきてくれました。

撮影室で仮眠をとりましたが、あまり眠れず、当直者に混じって5時半から撮影をしている後輩と交代し、7時半から仕事を開始し、半休をもらって電車が3～5割動いた頃、帰りました。

昨夜からメールもつながり辛く、パソコンでママ友に連絡し、ダーの出勤から私が帰るまでの半日間、子供達を預かってもらいました。

ホント何度感謝しても足りません。

お昼過ぎに到着すると、ママ友は子供達をマックに連れていってくれ、その帰りに公園で遊ばせてくれていました。

保育所にはお泊まりの子も数名いるようで、乾パンと、ドーナツ、オレンジジュースが配給されたという事、市原市のタンクの事、近くのガス会社のガスを燃やしたこと、この後に及んでチェーンメールが出回っている事などを話してくれました。

自宅からお昼ご飯を持ち寄り、ママ友の家で一緒に食べ、子供達をお昼寝させ、家事と家の被害を見にいったん戻りました。

ダーのメールによると、食器棚の中はグチャグチャでしたが、グラスが１つだけ破損、五月人形の兜が一部破損、観葉植物がボッキリ折れていました。

ＴＶはキャスターでフリーに動くようにしてあったおかげで無事でした。

今日は一歩も外に出ず、体の疲れを癒しています。

ダーも昨日遅く（今朝かな？）に帰ってきたので、交代でお昼寝しています。

被災地ははまだまだ大変です。

こちらに出来ることは、節電、節水。計画停電も実施されるみたいですね。

資源を大切にし、あまり物資を買いあさらないよう。

今出来る小さな事からはじめなければね。。。