2008/05/02(金)23:24
【1ポンドの悲しみ】石田 衣良 著
【1ポンドの悲しみ】石田 衣良 著
恋愛ショートストーリ本です
共感できたのは 【ふたりの名前】
同棲していたふたり いつか別れる時に、どっちの所有物だかわからなく
ならないように、必ずそれぞれのイニシャルを物に記入していた
例えば、テレビでも、ワイングラスでも…
ある時、猫を飼うことになる でも、猫には当然イニシャルを書くことも
なかった。初めて共有する所有物…ふたりの関係にちょっと違う風が吹く。
ノーナンも最初は、それぞれの所有物があり、財産があり…結婚当初は
お財布が別々だった。家を購入してからは、最低限の支出は一緒にしたが、
今も基本は別々。現に、今働いていなくて無収入だけど、ノーナンの割り
当てられた支出は自分の貯金から捻出している。
車購入だって、自分の貯金から…周りから見たら、変な関係だと思う。
それは、ノーナンが昔から抱いていた感情…もしかしたら別れるかも が
あるからかもしれない 結婚しても尚そう思うノーナンはおかしいと思う。
でも、一緒になったから、それが永遠とは限らない…と言うのが、ノーナンの
考えだったりする。ある意味寂しい人なのかもなぁ