名古屋B食倶楽部

京都花背に在る、峰定寺の宿坊として知られる、元祖摘み草料理の美山荘
そこの息子さんで、弟さん？のお店、草喰なかひがし。
息子さんと書きましたが、別に若く無いです、おじさんより年上か同じくらいの方です。
２０年くらい前に、ダンチュウに載って知りました。
野山の草を摘んできて食べさせるお店が在るんだ！！って。



草を食べさせるって、どんなんだ？と興味が湧いて、その当時、普通に電話で予約が取れて訪問しました。
そうじき、よ～判りませんでした。
ここの御主人はダジャレが大好きです。
２０年前ですから、若造でしたし、そんな京都の料理屋さんなんて、全く馴染みがありませんでしたから、ド緊張の中で食べたせいもあります。



随分久しぶりに奥さんと訪問。
御覧の通りの山野草がメインです。
毎朝、ご主人が山辺、川辺、畑へ出かけて摘んでくるんだそうです。
年をとると、こういうのが旨く感じる。



苦みが旨く感じる年齢って、舌が鈍感になってるだけかもね。



物凄い種類の野菜が食べられます。
間引いた野菜も。
親方さんとこでは当たり前に食べている、間引いた野菜がお金になるんですよ。



鯉のウロコの唐揚げが美味しいんです。
身も皮も一緒に野菜とサラダで食べるんですが、全く臭みがないんです。
鯉の身って、なんか泥臭いイメージが有りますが、初めて食べた時にビックリして、忘れられない味と食感に成りました。



煮えばなのご飯を一口。
これが真似できないんだよな。



鯉の熟れ鮓
日本酒が進んで困ります。



当然茸もたっぷりと。



鹿です。
イノシシの時も有ります。



これは希望者だけへのイレギュラ－。
半数の人が希望。



折角病が出て、おじさんた～は食べました。



普段の〆は、うろこ雲のお皿に乗ったメザシでご飯です。

なんか、質素というか、素朴と言うか、でも手間がかかったお料理です。
自然を食らうというか。
気分的に、体が浄化された気になる料理でした。