名古屋B食倶楽部

おじさんが、何十年も通ってる床屋さんが、区画整理で移店しました。
で、そのお向かいさんに、何かお洒落なお店がオープンしており、床屋さんに聞いたらお蕎麦屋さんとのこと。



おじさん、昼飯抜きで来たので、丁度いいから、先にお昼ごはんを食べることにしました。
変わった自転車が置いてあります。



暖簾に福ふぐと書いてありますが、店名でしょうか？

なんと！「そば」の文字は、マジックかなんかで、書き足して有りました！！
凄い大胆と言うか、良いアイデアと言うか・・・



老夫婦がお二人で営業です。
入るとすぐカウンターで、立ち飲み屋さんの雰囲気です。
奥ゆき無し。
L字カウンターに6人くらい座れそう。



テレビの台の下の棒は、台を平らに保つための物？
本当は、左の棚受けと、右の食器棚の上で面一にしようとしたんだけど、左を高く付けちゃったんだね。

そして、まあ、お下手な字。
思わずぷって吹きそうになりました。
なんか、味が在って笑えるというか、微笑ましいと言うか、おじさんも字が下手だから、友が出来たというか・・・
右から、天ざる、天かけ、かきあげざるがけ？
そしてざる、かけきつねって、きつねだけで良いのでは？
うどんは無さそうだから、いちいち「そば」と書かなくてイイんじゃない？

そして、きつねの後に、あらためて「かけ」ときて・・・
さんさいとビールの間の日本酒って、あとから、狭い隙間に書き足しちゃったんだ。
大盛り十1人前200円とは、大盛りは二人前の量だけど、+200円です。って事か？

もう、これを眺めてるだけで、楽しい。
スマフォなんか触ってないで、これ、見とりんって。

ふと思ったけど、「かけ」や「ざる」が800円ってなかなかのお値段だね。
本格手打ちとは思えませんが。



かきあげかけ1000円を注文。
どえらい大きなかき揚げです！！
蕎麦の入った丼は普通より大きな丼です。



太っといネギが刻まれてます。
一瞬ピーマンの輪切りかと思ったモン。
蒲鉾の底辺を見てください。
包丁で板から剥がしてないよ、指だよ、きっと。
これも、初めて見たな～
蕎麦は完全に既製品でした。
別に既製品でもかまわんよ、おじさんは。
細くて啜りやすいしね。
でも、これがかけで800円はなかなかだな。



かきあげ、箸を刺して持ち上げると、ずっしりと思い。
はらりと・・・くずれません。
投げて当たると痛そう。
「大きいですね～。」と言ったら、ご主人が、「そうだね、うちは、かきあげ一個に、玉ねぎ一個使うからね。」って。
天麩羅粉も、お玉山盛り一杯分使ってますよね。おじさん、偶然見ちゃったよ。
それと、香ばしすぎる香りが。
かきあげを揚げてるうちに、お店の中が煙ってきて目がしみるし・・・
ハエが飛んでたら、おかみさんが、おじさんの方、向けてフマキラー発射しようとして、ご主人に「止めろ、こっち側のドア開けやあいいじゃんか。」って注意されるし。
楽しい蕎麦屋さんでした。



勿論、半分以上お持ち帰りです。
これは、床屋さんへ、お土産にしました。


字が下手な人は、あのメニュウは一度見に行く価値があると思います。
楽しかったな～～～