2010年4月25日
白い花
昔 秋山清詩集「白い花」を読みました
白い花 |
詩集「白い花」より(昭和十九年) |
アッツの酷寒は私らの想像のむこうにある。
アッツの悪天候は私らの想像のさらにむこうにある。
ツンドラに みじかい春がきて 草が萌え
ヒメエゾコザクラの花がさき その五弁の白に見入って
妻と子や 故郷の思いを 君はひそめていた。
やがて十倍の敵に突入し兵として
心のこりなくたたかいつくしたと私はかたくそう思う。
君の名を誰もしらない。
私は十一月になって君のことを知った。
君の区民葬の日であった。 |
平和 ということを
あらためて考えるときがあります
ちょうど そんな時
HPで「白い花 秋山清著作集刊行に寄せて」
というブログに出会いました
思想的に 一致はしていませんが
社会にとって大切なこと
忘却してはならないことについて
改めて おもいました