ゼファーのEPSマジック!
金曜日大幅に戻したので喜んでいたのも束の間、今日は全滅。ぬか喜びでした。でも、ジェイブリッジは直近下値を割っておらず、アセットIもわずかながらプラスで引けているので、一時的に騰がり過ぎたものが下がるという単なる調整だと思っています。今日は、先週金曜日の中間決算でEPSが大幅に下がって面食らったゼファーを寄り付近の高いところで、すべて処分しました。noppinさんのところでもちょっとコメントしたのですが、Q1時点での会社通期予想EPSは 20,346円。その後、MSCBやSBIグループへの第三者割当増資を行っており、IR資料から希薄化後のEPSを14,959円と計算していたところ、出てきた数字は 12,936円!。これじゃ、アーバンより割高じゃん! と全売を決意したのですが、納得がいかず、理由をIRに確認したところ、「自社株マジック」だったようです。プレスリリースをちゃんと追っていけばすべて答えは書いてあったのですが、・6/8 に 自社株 28,300株を買い付けQ1決算は「6末時点での自己株式をのぞいた株式数」を基に算出されていますので、この時点での予想EPS 20,346円は、かなり高めの数字だったということになります。その後、・7/5 アセットMなどに 18,000株を譲渡。残りの自己株式は 10,300株。・9/2 SBIグループへ残りの 10,300株を譲渡。つまり、自己株式取得は一時的な行為で、それが故意か偶然か6月末をまたがっていたために、Q1決算短信発表時に一時的にEPSがかさあげされていたということです。なんか、パズルを解いているような、騙されているような感じがしないでもなく、ちょっと今後、投資先としては考えられないなーと思ってしまいました。自社株買いって、単純にプラスに働くとばかり思っていたのですが、そうとも限らず、IRを注視していないとどうなるか分かったもんじゃないですね。株を保有していなければ、ここまで調べることはなかったと思うので、ひょんなことから今回は勉強になりました。