2006/09/09(土)13:35
母は退院しました。
昨日、抜糸というか、ホチキスを抜いて、
バタバタと退院の日取りとなりました。
これからは一日に何度もノゾミちゃんの
お見舞いに来ることも出来ないので、
朝の4時におっぱいを絞って、
面会に行き、退院間際の10時半にも
母乳を持って面会して、母体最後の
診察を終えて、会計やら退院手続きやらを
するうちに12時過ぎととなりました。
24週6日の子宮は、まだまだ赤ちゃんが
大きくなる前だったということと、
緊急手術で(おそらく)病院に残っていた
先生たちをかき集めた状態だったこと、
などを含めて考えてみても、
ハハにとって、はじめて術後の傷を見たときは
けっこうな衝撃がありました。
なんでも今回は「古式帝王切開術」とか
言うらしく、未発達の子宮から赤ちゃんを
取り出すために、ふだんよりかなり大きく
切ったんだそうです。
ところがですね、ノゾミちゃんは
ハハのおなかを切ったところで、なんと!
ちゃんと下から正常に、ちょろんと
出てきてしまったらしいんです。(笑)
なんていい子♪
直前で、逆子を自分で治して、
正常分娩で生まれてしまいました。
先生たちはおなかを開けてしまったので、
せっかくだから(?)と、胎盤などは
切開したほうから引っ張り出したそうです。
あははは、なんだかなぁ…。
で、ですね。
術後、二日目にようやく自分の傷跡を
見ることになったんですけど。
実母が20年前(!)に受けた、子宮筋腫の
手術跡よりかなり大きいうえ、
まっすぐに切られていない…。
うーん、こりゃまたずいぶん
スゴイなぁ、と思いましたですよ。
ヘソの下から15センチ以上、
21コのホチキスで留められ、
左からビミョーにナナメに走っている傷跡。
うはははは。
笑うしかありませんね。
まぁ、腹筋を切ってしまうと、
二度と元通りにはならないらしいので、
癒着などの問題を除いても、
やはり病気をしやすくなる傾向があり、
今後は体調管理にも気を配らねばなりませんね。
東洋医学でも、手術すると経絡が
断ち切られてしまうと聞いたことがあります。
なんにせよ、手術時に呼吸器の装置を
肺のほうに入れられていたため、
喉に炎症があるらしく、痰を伴う
激しい咳に襲われては、悶絶しております。(^-^;)
まぁ、こんなもの、ノゾミちゃんのことを
思えば、拷問にもなりませんけどね…。
ノゾミちゃんの面会後、
実父の車に乗って、約40分。
これかまた、けっこうイタイ。
車に乗るのに、腹筋を使っているって、
健康な状態では想像もつかないでしょう?
いやー、コレがけっこう揺れる車内で
身体を支えるために、腹筋使うんですよ。
しかも、シートが傷跡に当たって、
スレて、これも痛い。
でも、実家に帰って、ムスメが駆け寄ってきて、
「かぁ~ちゃ~ん!」とひしっと
しがみついてくれたときには、
涙がにじみましたよ。
今は、ムスメの天真爛漫さに
救われています。
でも本当に今回のことは、
ムスメが先に生まれていて
くれたことに感謝しています。
とはいうものの、ムスメの素朴な疑問
「あかちゃんは?」と訊かれると
返答に困ってしまったりして。
ムスメも楽しみにしていただけに、
「いまは調子がよくなくて、
病院にいるんだよ」と
言ってあるんですけどね。
退院の間際、担当のNICUの先生に
聞いた話では、ノゾミちゃんの状態は
「安定しています」とのこと。
元気に手足をバタバタさせています。
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