目指すべき未来。。。
昨日の晩、あるクラブのトップがある放送局の番組に出演された・・・今季の展望などを尋ねられ、丁寧に答えていかれる様に、大変好感を持ったものの、なぜか強烈に違和感を覚えてしまった自分がいた。。。私は、佐藤屋なる和菓子屋の跡取り息子として育ち、今現在は実家の菓子作りを生業としている。新しい菓子を考え作る、店のディスプレイを考える、パッケージを考え自ら描くなど全ての私の仕事に共通することがある。それは、それを受け取る先のお客様の存在を常に意識していると言うこと。また、自分がやっていることは全て一緒に働くスタッフが見て、社の先行きを恐らくその動きによって判断をされているであろうことを意識していることの二つである。その二つは、恐らく経営側に立った人間であれば必ずや意識をするであろうと思っているのだが・・・そのテレビに出ておられた方からはそれが感じられなかったのが違和感の原因だと気づくまで少々時間がかかった。当然あるべきものが無いわけだから理解に苦しんだのかもしれない。経営者ないしはトップに立つ者は、より人の目を意識すべきではないのだろうか?違いますか?自らが語る言葉がどれだけの人に影響するのかをしっかりと認識し、覚悟を決めて恐れずに発せられる言葉は必ず人の心に響いてくると思うのです。本気で信じきっているからこそ発せられる言葉は人にもその中身を信じさせついていこうとさせるものです。苦しい状況にあってもその先にある将来に共に夢を見られることを語ってくれる人とこそ私ならば一緒に仕事がしたいと思います。一個人を攻撃したりするつもりはありません。ただ、どんな世界であっても上に立つものの責任と覚悟は必ず必要になるものだと思うのです。我らがクラブは上の話と比べてどうでしょうか?クラブが好きでたまらない人間以外にも、クラブを誇りに思ってもらえるようになるビジョンは示されているでしょうか?人口の減っていく10年後にも愛され、健全に経営され、山形といえば、と言われるようなクラブに成長していく為のプランが運営団体内で共有されているのでしょうか?地域で経済活動をする人間に、協力したいと思わせるような、またその気持ちになった時に、すぐに対応できるような体制が構築されているでしょうか?毎年乗り切るだけでも大変なのは本当にわかります・・・でも、だからこそ昨日テレビで拝見したお姿は、力強く逆境を乗り切っていこうとする気概に満ち満ちている様には見えなかったのです。徐々に体制も固まり、厳しいシーズンに臨もうとする選手スタッフの皆が、それを応援しようとするサポーターが、現在は関心をもっていない人までが、思わず振り向いてしまうような熱い言葉を語り、本当にしてしまう。そんな腹を括ったお姿を拝見したく、片思いながら訳のわからない文章になりましたが一言申し上げさせていただきました・・・「川越理事長へ」