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2008/01/25
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カテゴリ:感想【小説】
たまには林真理子さんでも読むか、的な選択。

 アッコちゃんの時代

著者: 林真理子
出版社: 新潮社
サイズ: 文庫
ページ数: 357p
発行年月: 2008年01月


金と力のある男の欲望を受け止めてやるのは、若く美しい女の義務なのだ。私はそれに忠実だっただけ―。「地上げの帝王」と呼ばれた不動産会社社長の愛人を経て、女優を妻に持つ有名レストランの御曹司を虜にし、狂乱のバブル期の伝説となった女性、アッコ。彼女は本当に「魔性の女」だったのか。時代を大胆に謳歌し、また時代に翻弄された女性を描く、煌びやかで蠱惑的な恋愛長編。


残念ながらバブルを身をもって体験してないので「あ~、あの頃ってそうだったよね~」的な感慨は全く抱けず、「へぇ~、あの頃ってこんな時代だったんだ~」と改めて知った、というところです。

でも今だって一部の人たちはこんな生活してるし、当時も誰もがこんな生活していた訳ではないだろ、と思ったり。

あ、そういえば『バブルへGO!』録画したんだった!観なきゃ!

この小説は一見、林真理子さんらしい、1人の美しい女にスポットを当てて、男たちとの愛憎模様を描いたものです。

私としては、『聖家族のランチ』のような今までの林さんと違う作風のお話を期待したのですが残念ながら違いました。

でもこの小説もちょっと違う。

何だか人名や地名、店名までもがイチイチリアル。
ユーミンとかキャンティだとか。

名前が違くても、「これ、あの人のことだよね」と想像つくし。

そうしたらこの小説の主人公「アッコちゃん」は実在の女性で、ほぼ実話に基づいているのだそうです。

小説で描かれる厚子の心理についてはどこまでが真実かは分かりませんが、作中で厚子にしつこく取材をしている女流作家=林さん自身と思われるで、だとすると、かなり「アッコ」本人の心の動きを読み込んで書かれたのかな、という気がします。

いつもの林さんが描く女性たちは、美しくはあるが醜い、あるいは美しくもないし醜くくもある、というような、とにかく美醜に関わらず女性の持つ醜さを描くのが得意だという印象がありますが、それに比べると「アッコ」には打算や虚栄心はあまりなくて、ただ美しさを持て余してしまった女性のように思われます。

アッコの美しさに魅かれて求めてくる男たちの情にほだされ、「まいっか」とばかりに応じてしまう。
そして結局は世間から「悪女」のように言われ叩かれるわりに、「実入り」は少なく、「普通の女性としての幸せ」を得ることが出来ない。
それでもその時その時は幸せそうで、前向きなところが好感持てます。
やっぱり実在する方をモデルにしてご本人に取材をして書くとなると、さすがの林さんでも遠慮しちゃうんでしょうかねw

あんまり感想になってないけどこんなところで。



   





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最終更新日  2008/01/25 08:25:00 PM
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