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カテゴリ:旅行
15日、先週の木曜は大学進学志望受付の最後の日だった。
志望は全てインターネットで送り、その後学校の成績表がやっぱりインターネットでセンターに送られ、合否の返答もインターネットだ。 スェーデンはインターネット依存国である。 高校卒業後一年間は適当にアルバイトをして、バンドや旅行をする積りでいた長男は、万が一アルバイトが見つからなかった場合に備えて、一応いくつか申請を出すことにした。 勉強していれば奨学金がもらえるからだ。 その日の晩 コンピューターの前で討議。長男が興味を持っている学科と現実には大きなギャップがある。 哲学は? 就職の際、何のメリットもない ![]() 中国語は? 一年くらいではマオ、マオ、マオ(馬、母、毛沢東)程度にしか上達しない! ![]() 日本語は? 将来性がない ![]() 結局将来何になりたいか決まっていないので、一年間のコースで、スペイン語、ラテン語(!?)、心理学、環境保護(!?)の4コースに申請を出した。 ラテン語なんかを勉強するよりはアルバイトが見つかって欲しい、と言うのが私のホンネである。 それより火山から飛んで来るパーティクルの影響でインターネットが狂って、間違って医学部なんかに入ってしまったらどうしよう。 こんな無責任の医者が誕生したら、スェーデン人の平均寿命は縮むかもしれない ![]() 北京では食べ物にはほぼ満足だったが(それまでずっと私の手料理を食べていたせいだ)、日本に向かう機内で出た中国式朝食には大きなバッテンが付いた。 ホイルを空けた瞬間に次男はううっと顔をしかめる。 「これはリス サラマルタ(ご飯と牛乳とフルーツを煮込んだとても食えないもの)?」 「中国では朝食におかゆを食べるのよ。 ここに漬物が付いてるでしょ」 漬物の袋を破るとあの匂いが。 おかゆを諦めた次男は変わりにパンに手を出す、が、あんぱんだった。 フランス人にはあんこが好きな人が多い、というハナシを聞いた事があるが、スェーデン人では全く聞いた事がない。 「ビーンズジャムだ、げっ」 それでおかゆもパンもスキップしてデザートへ。 このデザートがシロモノ。 1年位ゆでた様な卵に黒シロップがべっとり。 息子達は昼食を待ちながら機内の映画を見たが、後で聞いたら同じ中国映画を三回流したそうだ。 そして最後の回は着陸に間に合うよう、大事な場面を数ヶ所カットしてあったそうである。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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