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FAM.  FREJ  OF STOCKHOLM

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Freja

Freja

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2010年07月31日
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どんないい女でも(内面は別として)体の外面にはコンプレックスがあるものだ。

昨日ジムで数年ぶりにあったインストラクターに指摘された。 髪の毛から汗を絞っている時 「ボクサーみたいなバイセップスじゃん」。

思わず鏡をのぞくと確かに上腕がムキムキになっている! 何てこった! これが嫌で ウェイトやマシンを使った筋力トレーニングはここ2年くらい全くしていなかったのに。  厳しいダイエットの後で 体重計に乗ったら5キロも太ってた、とか朝目が覚めたら隣に見知らぬオヤジが寝てた、とかいったオドロキに近いかもしれない。 見に覚えがないのに何でここに筋肉がついたのだ。

クロールの練習のせいだろうか? でも夏になってからはプールが閉まってるので(スェーデンのスポーツプールは夏に閉まる!)全然泳いでいない。 もしかしたら重たい買い物袋のせいだろうか? それとも歳のせい?

そういえば去年の夏エジプトに行った時、プールサイドでレズビアン(と思われる)のボディービルダー達と しょっちゅう視線が会ったのはこのせいだったのだろうか。

どの角度から見ても、腕を曲げるだけでやっぱりムキッとなる。9月にクルージングに行ってドレスを着る積りの私はまたコンプレックスが一つ増えた。 

それは別として、先日画用紙を買ってからモチーフを探そうと思い、 本棚の一番下にあったカンディンスキーの画集を取り出そうと  じゅうたんに膝をついてしゃがんだ。

立ち上がろうとした時、足の左親指に痛みが走った。 

マラソンの後、爪の4本が黒くなっていたが、じゅうたんの上には親指の爪が落ちてるではないか! じゅうたんに引っ掛かって抜けてしまったらしい。

おもわず爪のあった指に目をやると、うぇっ、まだ新しい爪はちょっとしか生えていなくて血まみれである。 

元ダイバーはこんな時パニックに陥ってはいけない(筈だ)。 見たくない物を見てしまった私は、咄嗟に爪を拾って元の位置に押し付け、その上から何故かそこにあったバンソウコウでぐるぐる巻きにした。

工場の機械なんかで指や手首なんかを切り落としてしまった時も こんな風にするのだろうか、なんて頭をよぎったが なんとなく爪がうまくはまっていない様な感じだ。 

昔はスキー靴のせいでたまに足の爪が抜けたが、いつも新しい爪が伸びてからだったので、こんなぐちゃぐちゃではなかった。 私の足は先がとがってるので 本当はスポーツ関係シューズよりハイヒールに向いているのかもしれない。

しばらく迷ってから もっと衛生的な方法で手当てすることにした。ここで化膿したり 爪の形が悪くなってはドレスがますます遠ざかる。

巻いたバンソウコウをしんどい思いをしながら剥がし、元爪を取り外してくっついていた物を洗浄。ついでに形良く切って消毒。 あわれな未熟爪の上に再度はめなおす時、なぜか義理の姉が癌の治療中にしていたカツラを思い出した。 彼女は茶色い地毛のくせにブロンドのカツラをしていた。

でもこんな爪ではトレーニングは大変だろうなあ。

しかし転んでもタダでは起きないFrejaは ここで ”はがれた爪の下”にインスピレーションをツカみ、70x100の大作を描きあげた。 全く妙な絵になったが、次の題材が見つかるまでは家族に我慢してもらおう。 

 

 






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Last updated  2010年07月31日 18時26分52秒
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