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カテゴリ:スェーデンの冬
昨日の夕方帰宅すると次男は家にいなかった。
留守番のダンナの話によると、友達4人とストックホルム郊外の森に泊りがけのキャンプに行っったという。 思わず温度計を見るとマイナス18度 街中の温度がこれだったら森の中は20度は軽く超えて(と言うのか以下と言うのか)いるに違いない。 次男の寝袋は冬用ではないし、彼はダウンジャケットなんて持っていない。 出かけていった時はマイナス10度位だったそうだ。 さすがの私も少し心配になり携帯メッセージを送って場所だけでも聞き出そうとしたが、メッセージでも口数が少ない次男の返事は「OKだよ」だけ。 今朝の気温もマイナス18度だったから夜中はもしかしたら森の中では25度位まで下がったかもしれない。 結局次男が家に帰ってきたのは午後の3時過ぎ。 次男&Coは電車で郊外の森まで行き キャンプに適する場所を探してしばらく森の中をほっつき歩き、 場所を見つけて、シャベルで雪に穴を掘って寝場所を作り、 火起こし金で焚き火をして、 焚き火で缶詰を暖めて食べ、持参した暖かい蜂蜜水を飲み、 寝袋の上を防水シートで覆い、 ポテトチップやチョコレートを食べながら 眠りに付いたのが明け方の4時だという。 時間的には大変非効率的なキャンプだが、火を起こすのと、ポテトチップとチョコの段階に一番時間がかったのかもしれない。 それにしてもシャベルや火起こし金、防水シート、蜂蜜水、なんて現代の若者達が持って出かけるキャンプ用品ではない。 大体この寒さでテントも持たずに出かけるなんて! いざとなったら携帯があるから大丈夫とは言うが、携帯には限界温度なんていうのは無いのだろうか。 でもよくよく話を聞くと、同行した友達の一人はここ数年間毎週一度、自衛隊の若者志願市民グループ、みたいな物に参加していろんな訓練をしているらしい。 だから準備には余念が無かったようだが、帰って来た次男はしばらくの間は寒空キャンプはゴメンだという。 キャンプは楽しかったが、翌日アーミーごっこのテンションが上がったその友人がストックホルムまで歩いて帰るんだと言い張り、一行は凍えながら重たい荷物を背負って何時間も歩かされたからだ。 最近の若造の中にも骨のある者がいない訳でもない、とそういう話の好きなFrejaは感心した次第だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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