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カテゴリ:フードパラダイス
![]() 今日は気温がプラスになり、地面に張り付いた雪や氷が溶け始めた。 春だ、と遠吠えしたくなるが、多くのスェーデン人はもう3月だというのに又どうせ寒くなるだろう、と言う。 もし又寒波が来たら、やっぱり、と思うだけで大した衝撃を受けなくて済むし、もしこのまま暖かくなればそれはそれでうれしい、という心理的な防御本能から来る答えだ。 日本の経済ジャーナリスト達が、”又来る大不況”や”海を越えて来る経済危機”なんかをいつも大きくおどろ恐ろしく書いているのに似てるかもしれない。 こっちの経済紙には良いニュースが一杯書かれてるから、それが消費者を能天気にさせてスェーデンの景気はいつまでたっても良いのかもしれない。 破産、失業したらどうせ国が面倒を見てくれるだろう、と国民は思い込んでいる。 それが事実じゃあなくても社会福祉国の良い所だ。 天気の心理分析の話に戻るが、アイスホッケーのスェーデンxフィンランド戦で、ダンナがいつも第一セットからフィンランドが勝つ、と信じるフリをする心理とも似ている。 ダンナはテレビのスポーツ観戦のとき結果に"賭け”をしたがる。 ばくちやに行く訳ではなく、家族と賭けたがる。 私はマッタク相手にしないが、しつけの良い当家のお坊ちゃま達は、金庫の大きさのまったく違うダンナとは賭けて負ければ痛手は大きいがオヤを無視するわけにもいかない。 でも長男がある日 「じゃあ互いの年収の1%を賭けよう」 と賢い提案をしてからは賭けの話は出なくなった。 おっと、今日はこんな話を書くつもりではなかった。 今日もやっぱりパンを焼いてしまった。 エンコした機械は使わずに手で20分こねて、そのままトレーニングに行き、3時間後に形を作り、それから1時間後に焼いた。 今日のパンはやっぱり甘いパンで、前よりは少し大きめだ。 ミルク、バター、それにこちらでは良く使われているカルデムンマというシナモンにちょっと似た香料が入っている。 水曜はこれが無かった。 英語名は知らない。 このパンの上を切って、中身をくりぬき、マジパン(アーモンドペースト)をちょこっと入れて、生クリームでどっと穴をうめると セムラになる。 今年は3月8日がセムラの日だが、イースターまで火曜に食べる。 カロリーボンブだ。 生クリームは生臭くて大量に食べたくないので、かわりにバニラクリームを使う事にした。 これがそれまでうまく行った今日のパン焼きを台無しにした。 ホイップ用のバニラクリームを大人しく使ってれば良かったものを、セムラは生クリームに限る、と思い込んでるダンナと次男のクレームを避けるために、バニラクリームと生クリームを半量ずつ泡だて器に入れた。 が、固まらない。 5分以上まわしてもどろどろ。 相性が悪いのかもしれないが、もう元には戻せない。バニラも生クリームも全部使ってしまった。 と言う事で、火曜までにはもう一度セムラのパンも焼ける事になる。 今日の学習 パン生地こねはトリプセップスのトレーニングに良い。 今日の宿題 化学が得意な長男にクリームが固まらない訳を調べさせる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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