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カテゴリ:スェーデン生活
![]() 久々に会った長男が食べたいと言うと、勇んで作るまだ子離れできないFrejaである。 トレイル30kmレースまであと一週間。 昨年骨折してから丁度一年たった。 予定ではもうすっかり回復してマラソンを数回走っているハズだったが、予定と言うものは常に狂うものだ。 長距離レースはまだ一度も走っていない。 先週は山道でランニング中に木の根っこにつまずいて大転倒し、腕一面血まみれになった。 砂利がまだ手のひらの中に一杯残っているので、自転車をこぐ時にちくちくする。 ..... 前回は悪徳弁護士の話だったが、その後次男は毎日重さが3キロもある法律全書や他の重たい本を抱えて授業に出かけている。 カバンの重さを量ったら6キロあったという。 法学部を卒業する為には腕力が必要である。 ところで心理学部に入った長男が月曜に帰って来た。 今週は試験の週なので授業が無いのだそうだ。 試験の週に帰ってくるというのも不思議な話だが、 試験問題は月曜に渡され、回等の論文を金曜までメイルで送ればいいらしい。 長男によると、通っている心理学部は毎月講義を聴いてセミナーで討論し、自分で問題解決の論文を書いて提出する繰り返しで授業が成り立っているそうだ。 本は自分で自由に選べるそうなので、貧しい学生にとっては次男の本代5万円に較べるとまさに天の救いだ。 日頃全く勉強をしなかった長男が珍しく机に向かって静かにしているのを見るのはカナリ不気味だった。 もしかしたら座ったまま寝ているか、Youtubeでも見ているのでは、と疑ったが、最後にはちゃんと呼吸をしているのだろうか? なんていらぬ心配までしてしまった。 論文が締め切り一時間前に出来(長男としてはカナリ早い)、やっと晴れ晴れと部屋から出てきた彼は得意そうに言う。 「引用を探すのに手間取ったけどちょっと風変わりな人達の引用を利用したんだ。」 ふうん、心理学者にも変わり者が一杯いるからなあ。 「バットマンとアイシュマンから引用したんだけど、バットマンは実在じゃあないから作者か映画の製作者を引用元に書くべきだったかなあ。」 ![]() 発想の飛躍が得意な長男だが、映画の主人公とナチの将校の言葉から一体どんな論文が出来たのかちょっと不安である。 4年生になったら実際に自分の患者を持つらしいが、長男に洗脳されて自分はこうもりだと思い込む患者が出てくるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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