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今日行った”海外に家を買おうメッサ”でチェックした町。 ・・・・・ 痛みの感じ方は人様々だが、こっちでは痛みの敷居が高い、低い、と言う。 つまりスゴク大まかに言えば、うちのダンナを始め、多くの男性はちょっとした事でも 「ああ痛!イターイ!」と大騒ぎするが、彼らの痛みの敷居は低く、出産をケロッとした顔でこなす女性たちは運もあるのだろうが敷居が高い、と言うわけだ。 3週間前にスサンヌは急性盲腸炎になり緊急手術したが、彼女と先週あった時に聞いた話はこうである。 2-3日お腹がしくしくして嘔吐と下痢を繰り返したが、流行性食中毒にでもかかったのかと思い、家で休んでいた。 しかし日曜の夜にやっぱり痛むので目が覚め、ついでに空腹になったので冷蔵庫からヨーグルトを取り出して食べた。 そしたら急に痛くなったのでダンナのマッツを起こして病院に連れて行ってくれる様たのんだ。 しかし食中毒をうつされたくないマッツは、スサンヌの様子を見て、大したことがナイトでも判断したのか 「お腹が痛いくらいで病院に行って、一体何て言うんだ?」 とか何とか訳のわかんないことを言って又寝てしまった。 仕方が無いのでスサンヌは自分で車を運転して救急病院まで行った。 そこでしばらく待たされて(スェーデンは命に別状がないと判断された患者は後回しだ)、 血沈を測ってびっくり。 直ぐに点滴を刺されそうになったが、彼女は 「あ、ちょっと待って。 駐車券が切れるから先に払ってこなきゃ」 慌てた看護婦にさえぎられて彼女はそのまま手術室へ運ばれ、手術台の上で虫垂は破裂したそうである。 幸い腹膜は無事だったが、切れた腸の数ヶ所も縫った。 手術の後で医者にどうしてこんなになるまで我慢したんだ、とたしなめられたそうだが、当の本人はいつトレーニングを始められるかどうか気になってしょうがない。 こんな人間は痛みの敷居が高いのだろう。 そういえば彼女は数年前の30kmトレイルで最後の数キロ地点で転び腕の骨を折ったがちゃんとゴールしている。 痛みの敷居が高いと良い時とソウでない時があるが、大したことはないと寝ていたマッツは罰を受けたのだろうか、という私の問いには…。 車で病院まで行くとき急いでいたのでスサンヌはマッツの車のキーも持ってきてしまった。 彼は真夜中に電話で起こされて大雪の中入院セットを病院まで自転車で運ばせられたという。 ちなみにスサンヌは術後2週間ですでにジョギングとリハビリを開始している。 アイアンマンを目指す人の気合はフツウ人とは違うのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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