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なんのへんてつもない

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2013.07.09
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カテゴリ:カテゴリ未分類

少し前、自作OSの本が結構話題になっていたかと思います。こんなことを切り出したのは、最近ようやく安定版ができてきた Yocto Project の話をしたいと思ったからです。
 Yocto Projectについては、全体像についても以下のURLに結構詳しく書いています(日本語) http://www.ibm.com/developerworks/jp/linux/library/l-yocto-linux/

結構大変な雑多な作業の上、自作OSを作るということだったかと思いますが、雑多な作業はいや、もっと簡単に自分で作りたい。 理屈はいいのでスカッと作れないかという割と邪道なテーマで今日は書いています。

ここではもっと平易に、とにかく自作OSの本のごとく、自分でビルドしてOSを作って動かすことを書いてみようと思います。

今回の最終的なターゲットは、

 パソコンでGUIが動いて、テキストエディターができる。ブートはUSBメモリから

です。

必要なもの

  • Windows PC1 開発用PC         マルチコアのものが望ましい。コア数はできれば4つUSBメモリからブートできること
  • Windows PC2 ターゲット用    atom機がベストであるが、Coreiシリーズより前でPentimumPro以降のPCでUSBブート可能なもの。手元で確認したものは     ThinkPad T60,Lets Note CF-W7,IdeaPad U350,ASUS K52N はすべてOK Acer V5-171-H54C/Sはブートの途中で止まる。
  • USBメモリ 1GB以上
  • ネット回線 数時間接続してダウンロードが可能なこと

やりかた

1.ubuntuの環境を構築する。
1.1.VMWarePlayerをインストール
https://my.vmware.com/web/vmware/free#desktop_end_user_computing/vmware_player/5_0

のVMware Player for Windows 32-bit and 64-bitをダウンロードしてインストールします。

 VMware.JPG

 1.2.ubuntu 日本語版 ISOからインストールする。HDD容量は100GBは設定する
http://www.ubuntulinux.jp/download/ja-remix
どれでもいいですが、i386のisoイメージをダウンロードします。
自分は 12.04LTSを使っています。

2.ubuntuの初期設定
2.1.VMWareからにubuntuインストール
すでにインストールされていますが、最初はホームのしたは何もないはずです。
VMware起動.JPG

 「新規仮想マシンの作成」をクリックして、インストールを開始します。

インストーラディスクイメージディスクイメージファイル を
先ほどダウンロードしたisoイメージを指定します。

VMwareISO指定.JPG

次へをクリック
ユーザー名パスワードを入れます。なんでもいいですが、このアカウントを
使うので、覚えておいてください。 半角英数字にしましょう。

 簡易インストール.JPG

 次へをクリック、

マシン名とワークディレクトリが設定されるので、そのままでもいいですし、
ワークディレクトリは、バックアップ等取りやすいところに変えてもいいです。

名称場所設定.JPG

次へ

 単一ファイルで100GBに設定します。
理由はビルドをすると30GBぐらい食います。3つぐらい持てる必要があるかと
思うので100GBにします。もっと大きくてもいいです。

ディスク容量.JPG

 次へ

  完了.JPG

 完了をクリックするとubuntuのインストールが始まります。
結構時間がかかります。

 日本語の設定が必要だったかどうか覚えていないが、必要なら以下の
URLの手順で設定ください。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuStudioTips/Setup/JpLocalization

 2.2. アップデートとアップグレード
ubutuが立ち上がってからは、ユーザーパスワードでログインし、左上のdashホームから terと入力して、端末を起動します。

端末.JPG

 ここからコマンドラインの操作は、

$ls

という風に表記します。

2.3. 必要なパッケージのインストール
端末から

$ sudo apt-get update && sudo apt-get upgrade

と入れます。
sudoについては、そのあとパスワードが聞かれる場合があるので今のユーザーのパスワードを入れてください。以降同じです。結構時間かかります。



(7/10追記)ubuntu必要パッケージのインストール
$ sudo apt-get install sed wget subversion git-core coreutils \
unzip texi2html texinfo libsdl1.2-dev docbook-utils fop gawk \
python-pysqlite2 diffstat make gcc build-essential xsltproc \
g++ desktop-file-utils chrpath libgl1-mesa-dev libglu1-mesa-dev \
autoconf automake groff libtool xterm libxml-parser-perl



3.pokyの取得とビルド
3.1. 取得

 

$ git clone git://git.yoctoproject.org/poky.git
Cloning into 'poky'...
remote: Counting objects: 194670, done.
remote: Compressing objects: 100% (49505/49505), done.
remote: Total 194670 (delta 140701), reused 194507 (delta 140538)
Receiving objects: 100% (194670/194670), 92.00 MiB | 775 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (140701/140701), done.


結構時間かかります。

 3.2. 環境用のSource実行

$cd poky
$source oe-init-build-env

### Shell environment set up for builds. ###

You can now run 'bitbake <target>'

Common targets are:
    core-image-minimal
    core-image-sato
    meta-toolchain
    meta-toolchain-sdk
    adt-installer
    meta-ide-support

You can also run generated qemu images with a command like 'runqemu qemux86'


source行以外は実行時に表示されるもの、実行後 buildディレクトリに移動しています。

3.3. Hob の実行
これがこの全体の作業の主の作業です。machine  と base image の2つをプルダウンで選択と力のイメージタイプを指定すればよいです。

現在 buildディレクトリにいる状態で hobと入れてリターンします。

$hob

そうするとhobというアプリケーションがguiで立ち上がります。

hob起動.JPG

 次にターゲットマシンをプルダウンで指定します。
「atom-pc」にします。これも結構時間がかかります。

hob起動マシン指定.jpg

 次にbase-imageを選びます。
最初から、目的を達成するなら core-image-sato を
とりあえず、小さく動かすなら core-image-minimal を選択します

minimal.JPG

 次に Advaced Configurationを選びます。

minimal-Conf.JPG

 Liveをチェックを入れます。
SaveボタンをクリックしてAdvaced Configurationのダイアログを閉じます。
ここでも少し時間がかかります。

conf.JPG

 この後は、Edit Image か Build Image のボタンを押すのみです。EditImageは、インストールするパッケージをBaseImageから追加したり削除できます。dit Image は気軽にクリックしてみてください。cancelで元に戻れます。

 editImage.JPG

 一方 Build Image はクリックするとビルドが始まります、少し引き返せないので慎重にクリックしてください。ルド中、ハングアップしても、もう一度同じことを上記 3.2から実行すればビルド済みののは再ビルドされないので、おかしくなったら、かまわずVMWareでパワーオフ操作しても問題ないようです。 ubutiuとしてはよろしくないですが、ビルドとしては続きから実行できるようです。また、右上のStttingからビルド時のスレッド数を指定できるので、パソコンのコア数x2を推奨されています。VMwareのコア数と合わせて設定を変えてみてもいいかと思います。

buildが終わると以下のようになるかと思います。ただし以下は、atom-pcではなく、qemux86の場合です。

yoctobuild.JPG

 以降 続く(ブログの文字数制限のため)

 

 






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Last updated  2013.07.10 10:33:19
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