[藁細工]の記事一覧 | 奥能登たより

毘沙門天

七福神のひとり、毘沙門天。勇ましいお顔です。

2013.09.25

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21世紀美術館に

金沢21世紀美術館で催されている「島袋道浩:能登」に、とうちゃんの作った蓑も展示されています。金沢は遠くてなかなか見には行けませんが、とても嬉しいことだと話し合っています。

2013.09.24

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大きなわらぐつ

父ちゃんが大きなわらぐつを作りました。これは足を入れてはくことができます。もうすぐ2月も終わるので外の雪も少なくなりましたが、これをはいて、一度雪の中を歩いてみたいものです。わらぐつのはき口は、二種類です。ゴムの長靴みたいにな形に編んだものと、足首をしばって雪がはいらないよに考えたものです。

2011.02.25

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鶴亀の晴れ舞台

この前の日曜日、孫娘の結婚式がありました。じいちゃんの「鶴と亀」は、花婿花嫁の前に飾ってもらいました。「鶴と亀」の晴れ舞台でした。

2010.09.24

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鶴と亀　(1)

今度の日曜日に、金沢の孫が結婚します。結婚式に招待されました。年寄りが金沢まで来るのは大変だろうと、息子が迎えに来てくれ、帰りは娘が送ってきてくれるそうです。孫が結婚するのは初めてです。嬉しいやら、楽しみなのやら、待ち遠しい限りです。父ちゃんは孫娘に、鶴と亀を作りました。結婚式に飾ってもらえるとかで、張り切っています。けれど父ちゃん、パイプハウスを解体しているときに、大きな尻餅をついてしまい、なかなか傷みが取れません。長い間座っているのは、辛そうです。それで結婚式と披露宴の間、椅子に座っていられるかどうか、ちょっと心配です。わたしは趣味の大正琴を演奏してみてはと言われ、一生懸命に練習しています。うまく弾けるでしょうか。どきどきです。

2010.09.17

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鶴と課 (2)

鶴の目を描き入れます。やさしくても、凛とした目になるように。

2010.09.17

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鶴と亀　(2)

亀の補正をしています。親亀の上に子亀。その上に孫亀を乗せます。どの亀も、しっかりと前を見上げるように、しっかりと形をつくります。なんて、うれしそうな顔なんでしょう。

2010.09.17

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藁たたき

暑い日が続きますね。納屋にも、窓から太陽の光がぎらぎらとさしこんできます。そんな中で、父ちゃんは藁たたきです。藁細工を作るには、まず藁をたたいて、しなやかにせねばなりません。父ちゃんはねじり鉢巻で、ひと束ひと束、渾身の力をこめて藁を叩いていきます。これが重労働なのです。すぐに、肩や腰が痛くなります。汗も吹き出てきます。藁を叩いてくれる機械があればいいのに。そうしたら、少しは父ちゃんの体も楽になるのにと思います。

2010.07.26

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かんがる

肩にかついでする入れ物は、「かんがる」といいます。山へ山菜を取りに行った時とか、野菜の収穫など、昔はよく使ったものです。いまの「エコバッグ」と似ているかもしれませんが、たいていの人は持ち歩いていました。でも、今じゃ、とんと見かけませんね。それを思い出しながら、父ちゃんが藁で作りました。いろいろと使い道があって、便利なものです。でもこんな大きいものは、いまはあまり使う機会もないことでしょう。また、藁細工だと使い勝手が悪いこともあるかもしれません。そこで父ちゃんは、ナイロン紐を使って、「ミニかんがる」を作りました。これなら、いろんな使い道が考えられるようにも思います。ナイロン製ですから、藁のケバケバもでませんし。さて、どんなもんでしょうね。

2010.07.14

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ミニかんがる

これが「ミニかんがる」です。ちょっとした小物をいれるのに、いいかもしけません。わたしは携帯電話入れにしようかなとも思っています。こんなふうに、剪定バサミを入れておくのにも、いいんですよ。

2010.07.14

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猫ちぐら

父ちゃんはいま、少し大きめの猫ちぐらを作っています。もう、そろそろ完成のようです。体が疲れやすくなったので、休み休みの仕事で、作業はそんなにも進まないのですが、父ちゃんは丁寧にひと目ひと目藁を編みこんでいます。この猫ちぐらに入るのは、どんな猫なんでしょうね。

2010.07.13

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お客様

今日は「ヒマつぶし工房」にお客様です。父ちゃんの藁細工を見に来てくださいました。わたしはイチゴを山盛りにして、大歓迎です。ひとつひとつの藁細工を見てもらい、父ちゃんが藁細工の作り方などを話していました。久しぶりに賑やかです。父ちゃんの作った鶴の藁細工も、嬉しそうにみんなを見ていました。

2010.06.10

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直径60cm

藁で編んだ敷物です。直径60cmあります。父ちゃんが編みました。幅2cmの編み目で、ぐるりをひと目ひと目編みこんでいきます。直径60cmとなると、その円周は約1.89mです。これを編み上げるのに四日かかりましたが、父ちゃんも傘寿を超したので、なかなか骨のおれる仕事のようです。後ろにある座布団と比べてみたら、おおよその大きさはわかるでしょうか。じいちゃんの藁細工をとても気に入ってくださった方がいて、父ちゃんはそれが励みになっているようです。

2010.06.02

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ミニ藁靴

今日も雨ですね。しとしとと降っています。外仕事も何なので、父ちゃんの作ったミニ藁靴の縁取りをつけています。いろんな布を用意して、どの布を使おうかなと、一足一足を楽しみながら作っています。こんなことをしていると時間を忘れてしまいます。

2010.05.25

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試作品

写真の大きさが、どうもわかりません。大きくなったり、小さくなったり、どうしたものでしょうか。まあ、なんとか見えるから、良しとしましょうか。これは試作品です。何の試作品かというと、蜂の家です。高さが30センチに、底の直径は27センチあります。父ちゃんの藁細工に興味を持ってくださった方がいらして、藁細工で蜂の家は作れないものかと問い合わせてこられました。いろいろとアイディア豊富な父ちゃんのことですから、さっそく考えました。猫ちぐらの作り方を応用できないかとひらめいたようです。そして、これが試作品の第一号です。詳しいお話しをお聞きしないで作ってみたので、少しご依頼いただいたものとは違ったようですが、そこはアイディアマンの父ちゃんのこと、すぐに新しい作品の構想を練っているようです。まったく、父ちゃんの頭は休むということをしません。いつも、何か新しいことを考えています。

2010.05.11

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大型連休も終わりました

大型連休も終わりました。稲作をしていた頃は、五月の連休はとても忙しく、朝早くから暗くなるまで田植えをしていたものでした。昼ごはんも、縁側でおにぎりをほおばっただけで済ませ、一日中、長靴をはいたままでした。それが稲作りをやめてから、ずいぶんとゆっくり過ごせるようになりました。こんなに楽に日にちを過ごしてもいいのかなあと思うくらいです。父ちゃんは、あいかわらずワラ細工に熱心です。納屋に、いよいよ看板を掲げました。道路からよく見えます。連休で帰省した孫達も、すぐに目についたようで、ずいぶんと騒いで、父ちゃんを質問攻めにしていました。父ちゃんはそれが嬉しいらしく、目を細めて孫達と話をしていました。

2010.05.05

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看板のこと

この看板は、父ちゃんの手づくりです。板は、以前の納屋に使われていた床板で、材質は栗です。栗はとてもかたい木です。でも、そのまま使うと、雨にあったりして、板がやせたり、ゆがんだりするので、父ちゃんは板をきれいに磨いて、バーナーで焼きました。だから、板がこげた色をしているのですね。そして文字は、もちろん父ちゃんの自筆です。父ちゃんは、なんでもこなすんですよ。

2010.05.05

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孫達

　稲作をしなくなって二年目になりますが、ずいぶんと様子がかわりました。今までは、帰省した孫たちと、こんなにゆっくりと過ごしたことはなかったように思います。昨年は、息子が能登一周のドライブに連れて行ってくれました。今年はのんびりと孫達と話をして過ごしました。もちろん、「ワラ細工　ひまつぶし工房」の話もしました。納屋の入口に看板をつけたら、孫達が興味を持ってくれたようです。藁細工も何ですが、いつのまにか孫達もずいぶんと大きくなったものです。わたしらが歳をとるのも、道理です。

2010.05.05

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珍しい鳥

父ちゃんが珍しい鳥を作りました。これは何の鳥でしよう。これは、「鴇」です。石川では口能登まで鴇が飛んできたそうですが、それを父ちゃんが作ったのです。翼は美しい鴇色です。奥能登にも鴇が飛んで来てくれないかなあと思っています。そうそう、ニュースでは、石川動物園で鴇のヒナが生まれたそうです。めでたいことです。

2010.04.25

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壷の新作

　父ちゃんが、新しい壷を作りました。この色具合を見てください。「ワラ細工　ヒマつぶし」の看板作品になるかもしれません。　ワラ細工で、壷の曲線を編みこんでいくのも、かなりの技術がいると思うのですが、それに色をつけたのも父ちゃんならではのアイディアだと思っています。　う～む、ちょっと他にはないワラ細工だと思うのですが、どうでしょうか。

2010.03.28

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元気です

　この日記は遠くに住む子どもたちや孫、そして親戚や知人の人たちへ近況を報告する手紙を書いているようなものでもあります。この日記をひらいて、「おお、じいちゃんとばあちゃんは、今日もなんとか頑張っているなあ」と思ってくれたら、いいなあと思っています。　そこで今日は、父ちゃん力作の宝船を持った写真を載せることにしました。　みなさん、元気ですか。どうです、父ちゃんの宝船、力作でしょう。父ちゃん、いい顔しているでしょう。みなさん、また、遊びに来てくださいね。たまには声を聞かせてくださいね。

2010.03.24

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鶴亀の新作

父ちゃんが「鶴と亀」の新作を作りました。翼を広げた真っ白な鶴、その足元に寄り添うのは亀です。鶴は父ちゃん、亀は私ですね、きっと。鶴は凛として立ち、鋭い目で辺りを見まわしながら翼を広げ、亀を守ってくれています。亀は鶴の足元に安心して座っています。しみじみと、わたしら夫婦の姿そのままやと思います。

2010.03.22

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ヒマつぶし

父ちゃんが、こんな看板を作りました。「ワラ細工　ヒマつぶし」なんともはや、父ちゃんらしい名前です。そこで今日から、藁細工を作る納屋は「ワラ細工　ヒマつぶし」と呼んでください。でも、父ちゃんの藁細工は、本当にひまつぶしなのでしょうか。私は、そうは思わないのですが。民芸品以上の、立派な職人の作品だと思っています。

2010.03.16

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新作の壷

父ちゃんが藁で作った壷です。それに色をつけました。でも、色をつけたというよりも、絵を描いたといったほうが合っていると思います。何の絵でしょうか。そうです、富士山です。これは父ちゃんの性格をよく表しています。形、色、大きさともに、父ちゃんがじっくりと考えて描きました。空の色、冨士山頂の雪、裾野の緑、そして、もちろん壷も。ひとつひとつが、父ちゃんの力作です。

2010.03.12

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父ちゃんの力作

新夫婦宝船です。前に作った夫婦宝船の帆にはサンダワラが掲げられていましたが、こっちはどちらの船も「宝」の文字です。積んでいる米俵は、黄金の色に輝いています。荒波を駆って走る船は、どこまでも仲良く並んで走ります。けれど、いつまでも晴天で静かな凪とは限りません。大嵐が来たり、風が止まったり、夫婦船も、時にははぐれたり、時には、転覆しそうになったり……。人生の航路は、今までも、そしてこれからも、難儀なことばかり。一艘で走るほうが気が楽だと思うこともあるけれど、やっぱり、二艘並んで走るのが一番楽しく心強いのです。

2010.03.06

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黄金の茶釜

茶道で使う「お釜」です。父ちゃんは時代劇が好きです。歴史には、とても詳しいです。黄金の茶室を作ったという豊臣秀吉は農民の出でした。そのためでもないでしょうが、今度、父ちゃんが作ったのは「黄金の茶釜」でした。持ち手の金具も、蓋も黄金です。藁細工の網目に、金色が美しいです。

2010.03.04

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黄金の俵

父ちゃんは宝船に、黄金の俵を乗せました。帆にはしっかりと「宝」の文字です。宝船は、全部で四艘になりました。この宝船が、初めて黄金の俵を積みました。まさに、宝船です。

2010.02.20

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黄金の、お釜

　父ちゃんが藁細工で作ったお釜です。ご飯を炊く、お釜です。それに色をつけて、黄金のお釜になりました。お釜の下に敷いてあるのは、わたしが広告で作った鍋敷きです。お釜の蓋は藁細工ではありませんが、これも父ちゃんの手づくりです。　今は、炊飯器のタイマーをセットして眠れば、朝にはご飯が炊けています。なんと便利な世の中になったことでしょう。　昔は、そう、わたしがお嫁に来た頃は、お釜でご飯を炊いていました。台所の床は土間で、隅っこにかまどがありました。かまどに火を起こし、薪をくべて、鉄のお釜でご飯を炊きました。「始めちょろちょろ、中ぱっぱ」という言葉を聞いたことはありませんか?　お釜でご飯を炊く時の火加減をいう言葉です。朝の暗いうちから起きて、ご飯を炊いたものでした。　父ちゃんの作った藁のかまどを見ながら、昔のことを思い出しました。

2010.02.17

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宝船の帆

寒いですね。また、雪が積もってきました。わたしが編んでいるのは、宝船の帆です。こうやって、一本一本藁を編んで作っていきます。少しずつ少しずつ、帆の形になっていくんですよ。外は雪、納屋の中は冷え込みますが、父ちゃんとふたりで藁細工するのは、楽しいです。

2010.02.03

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色とりどり

父ちゃんが、藁細工に色をつけました。それを並べてみたのですが、たくさん作ったものだなあと思います。藁細工は時間がたつと、青々とした藁の色から薄茶色に変化していきます。それはそれで趣きがあるのですが、どうかして変色をくいとめられないかと父ちゃんは考え、色をつけることにしたようです。色をつけると、また一味変わった藁細工になりました。

2010.01.31

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文化祭に出品

　先日、地区内の文化祭がありました。たくさんの方が、いろいろな作品を出品されていました。父ちゃんの藁細工も出させていただきました。昨年は箒と藁くつでしたが、今年は、宝船、つぶら、土瓶、花瓶なども出させてもらいました。写真の一番手前にあるのは宝船です。ムシロの帆に銀色の宝の文字。乗っているのは……、つぶらに入った、かわいい縫いぐるみです。　父ちゃんの宝船はいっぱいに広げた帆に追い風を受け、荒波を駆って海原を進みます。どんな嵐にも負けない船です。今までも、そしてこれからも、安心して乗せてもらいます。

2009.10.27

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注連縄作りが始まりました

今年も注連縄作りが始まりました。作り始めた注連縄は、藁がまだ青々しています。刈り入れを済ませて、ひと月ほどの藁で編んでいるからです。10月も下旬に入り、朝晩、ずいぶんと寒くなりました。コンクリート土間の納屋は冷え込みます。ひとつふたつと注連縄が増えていくにつれ、少しずつ年の瀬に近づいていきます。この前まで暑い暑いと言っていたはずなのに、月日の経つのは何と早いものでしょう。

2009.10.20

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色をつけてみました

秋もずいぶんと深まりました。朝夕は寒いくらいです。ファンヒーターを出しました。そろそろ炬燵も恋しくなっています。しばらく日記を休んでいましたが、父ちゃんはしっかりと藁細工を続けていました。いろいろとアイディア豊富な父ちゃんが、藁細工に色をつけました。何を使って色をつけたか?　それは秘密ですが、少し変わった趣になった土瓶と徳利です。後ろの風船は近所のスーパーから、もらってきたものです。ふわふわと納屋の中を漂いながら、父ちゃんの藁細工作りの監督をしているみたいですよ。

2009.10.16

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ネーゴのミニほうきです

ネーゴというのは、藁のほうきです。手でもって掃き掃除に使うのですが、今回は小さなほうきを作ってみました。卓上用になります。いままで小さいほうきは、シュロほうきでしたが、ネーゴのミニほうきも、なかなか重宝します。どれくらいの大きさはわかりづらいと思うので、マッチ箱と並べた写真を、この下の写真に載せてみました。ほうきの上においてあるのは、材料です。藁をすぐり、一本一本束ねて作りました。これを組み合わせ、編みこんでほうきを作るのです。

2009.07.21

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これくらいのミニほうき

ネーゴのミニほうきの大きさは、隣のマッチ箱と比べてください。

2009.07.21

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電動の藁打ち機械はないものでしょうか

　藁細工を作るには、まず、藁を叩いて叩いて柔らかくしないといけません。今は木槌で何度も何度も叩いているのですが、年寄りにはかなりの重労働です。肩、腕、腰と、あちこちが痛くなります。でも、藁を叩かないことには藁細工は作れません。藁細工は指の力もかなり使うからでしょうか、父ちゃんはこの頃指の力が弱くなり、箸で物をつかむのに難儀することもあります。それでも、藁細工は続けたいのでしょう。父ちゃんは今日も納屋で、座布団に座り、木槌で藁を叩いています。　少しでも父ちゃんが楽になればと、電動の藁打ち機械を探してみました。見つけましたが、私ら年寄りに手のでる値段ではありません。中古でもいいのですが、どこかに手ごろな藁打ち機械はないものだろうか。そうは思うのですが、探しようがありません。　

2009.07.18

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猫ちぐら

猫の家というのか、猫がこの中に入るのを「猫ちぐら」というそうです。かまくらの、大きなものですね、きっと。先月、新潟の方の藁細工を見学させてもらい、当地で作られていた「猫ちぐら」を見てきた父ちゃんが、それを思い出しながら作り上げたものです。巻尺で測ってみたら、幅は30センチあるので、猫は充分に中へ入れる大きさでしょう。今まで小さなものをいくつも作ってきた父ちゃんなので、作りかたの要領はわかっているようですが、大きなものを作るのは時間も根気もかかります。

2009.07.16

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「つぶら」の大きさ

巻尺で計ってみました。直径が60センチほどになります。昔のつぶらを思い出しながら「つぶら」の小さいのは、いくつも作ってきた父ちゃんですが、こんな大きいのは初めて作りました。内側に貼ってある紙には、完成した日と、父ちゃんの歳が書いてあります。こんな大きな「つぶら」を、記憶だけを頼りに、よく作り上げたものだと思います。

2009.07.14

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大きな「つぶら」

父ちゃんの作っていた大きな「つぶら」が完成しました。「つぶら」というのは、昔、赤ちゃんを入れていたものです。朝、おっぱいを飲ませてオムツを替えると、この「つぶら」に入れます。「つぶら」の底にはは藁がしいてあり、そこに座らせて周囲にボロ布を押し込んで赤ちゃんが動けないようにしておきます。そして、親は田や畑へ仕事に出かけ、昼ごはんの時間に帰ってきて、おっぱいを飲ませたり、オムツを替えてやったりしたものなのです。今まで、お人形を入れていた「つぶら」と比べると大きさの比較になるでしょうか。直径を計った写真を次に再掲載します。

2009.07.14

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三代の亀

父ちゃんが、この前作った親子亀に、じいちゃん亀を作りました。一番下で、甲羅に子亀と孫亀を乗せて足を踏ん張っています。「これ、じいちゃんですかね?」と聞いたら、笑っていましたが……。さてさて、どんなものでしょうか。

2009.06.30

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ヤカン

こちらは、ヤカンです。なんとも手先が器用で、いろいろとアイディアを考え出す父ちゃんのことです。いよいよ藁細工でヤカンを作りました。水を入れて沸かすことはできませんが、なんとも、いい出来栄えです。どこから、こんなことを考え出すのでしょうか。

2009.06.20

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花瓶

藁細工で作った花瓶です。この首を細くするところや、また広げていくところが、苦労するようです。編んでいても、細くするところに手がね、入らないんですよ。父ちゃんは秘密兵器(?)を考え出して、この細いところを編んでいきます。さすが、父ちゃんと、感心しきりです。

2009.06.19

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大きな座布団?

藁で編んだ丸い敷物です。横にコーヒーの缶を置いてみました。大きさがわかりますか?　ここに、どっかりと腰掛けて、藁仕事や縄をないます。結構、じょうぶだし、温かいんですよ。父ちゃんの藁細工は、ずいぶんと種類が増えてきました。まだまだ、いろんなものを作っているので、これからも順番に紹介していきます。花瓶とか、瓢箪やヤカンなんかも作っていましたよ。まったくもって器用な人です。

2009.06.17

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親子亀

久しぶりに日記を書きます。2月の半ばから書いていなかったのですが、元気にしています。なんやかやと、春になって仕事をしているうちに書き忘れ、それが今になってしまいました。これから、また書いてみたいなと思っていますが、さて、いつまで続けられるものやら。父ちゃんは、こつこつと藁細工を続けています。いろいろと作るようになりましたが、この前、親子亀を作りました。昔、流行った歌がありましたね。♪親亀の背中に小亀を乗せて～♪そんな鼻歌をくちづさみながら、楽しんで作っていました。今日は、ホームページを見てくださった方からメールをいただきました。初めてのことですが、とても嬉しいです。

2009.06.16

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福俵編み

これは俵を編む時に使うものです。福俵用なので、実際よりも小さいのですが、一枚一枚をこうして編んで、端々をつなぎ、筒状にします。台の上に藁を何本かずつおいて、紐を結んだ木切れを剥こう側へ送り、また藁をはさんでいくのですが、織物をしているような感じです。結構、根気がいります。なんか、写真がぼけてますね。

2009.02.25

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すべ縄編みの名人

この人が、すべ縄編みの名人Rさんです。Rさんの手にかかると、すべが立派な細縄に変身するのです。うちの納屋に遊びにきては、ささっと細縄を編んでいきます。いろんな世間話をしながら、これも私たちにとっては楽しいひと時なのです。だって、ここに嫁に来たときから、もう50年以上のつきあいなのですから。おはぎをたくさん作ったからと持って行き、大きな大根が出来たからと持っていき、代わりに白菜をもらったり、大根寿司をもらったりしています。公民館にバザーがあるとか、農協まつりがあるとかいうと、誘い合って出かけます。近所の人はみんな、親戚みたいなものです。さあ今日も、すべ縄編みの始まりです。まずは、すべを叩いて柔らかくしてから。

2009.02.23

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すべ藁

ちなみに、すべ藁というのは、こんなものです。写真がぼけているので、分かりづらいと思いますが、藁を梳いて出たものなんですよ。これが、あの縄になるんですから、編んだ人はすごいです。(近所の、少し年上の女性ですが)

2009.02.22

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すべ縄

藁細工をする時に、きれいな部分だけを使うので、ぼそぼそっとした部分は、梳いてしまいます。その梳いたものを、すべ藁とも言っていますが、通常の藁からみると、短いし、薄いし、あまり使い物になりません。それを集めて器用に編込み、細い縄をなう人が近所にいます。時々遊びに来ては、すべの山を見つけて縄を編んでいきます。これが、とても上手なのです。とても、すべ藁を集めて編んだとは思えません。これ、立派に縄として用を足します。うまいものだと思い、感心しています。

2009.02.22

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藁細工教室の準備

和尚さんの依頼で、来週、お寺の檀家のみなさんに藁細工をお教えするのですが、以前も書いたように事前の準備があります。藁を叩いて柔らかくしたり、長さを揃えて切ったり。結構、時間がかかるのですが、今日は講習会に参加する方が、その手伝いに来てくださいました。ありがたいことです。父ちゃんの講習会が、うまくいきますように。

2009.02.20

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酒の徳利

納屋に作った特製の展示棚に、父ちゃんの作品を並べて楽しんでいます。上の段の左から、「つぶら」「花立て」「かまくら」で、下の段の左から「酒の徳利」「飯櫃(めしびつ)」です。ほんにまあ、器用な父ちゃんで、考え付いたものを次から次へと作り上げていきます。誰かに教わったとかいうのでなく、自分で作り方を考えながら形を作っていくのですから、たいしたものだと思います。器用なのですね、それに好きなのでしょうね、考えながら物を作ることが。でもね、冬の納屋は寒いし、朝から座りっぱなしで藁細工をしていると手がつかれて、むくんできます。藁細工もいいけれど、何をするにも体が基本、体を大事にしてほしいものです。

2009.02.18

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