輪島のウルシを染めよう(3)
多くの人がそうだったように、私も漆は『かぶれる』ので近づかなかったし、そのため染めようと思ったことは一度も無かった。平成28年に調査の依頼が来るまでは。輪島市の民間事業所から漆染めを教えて欲しい。そのデータを調べて欲しいと依頼されて「おそるおそる」ウルシ染めを始めたのだった。その当時は染めに使うチップはウルシ材の外皮を取除いてチッパーに掛けられたもので、外皮の中の白茶部分、幹の中心部の黄色、そして芯の部分の茶色い3色のチップの混合品だった。そして、現在は輪島産のウルシ材の心材黄色100%のチップを使ってデータを採っている。以前のチップより、遥かに鮮やかな色が染まっている。綿ローン60番ハンカチと丹後ちりめん絹布、アルミ媒染、銅媒染、鉄媒染こうした多用な色を染めることが出来る。すべてが良いわけではないし、ウルシ材を買ってきてチップを自分で削って作ることから始めるので、なかなか手間が掛かる。が、おそらく私が関与した染料植物としてはトップクラスの良品であり、商品開発、作品を創作することも可能な染め材料だと思う。7月から、データと作品発表と体験教室を行うことが決まった。詳細は後日。▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●紅の水絵日記 M-Crimsonさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●染工房えむ koubou-mさん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール