染料用のウルシチップを作る方法
ウルシを使って染めていると言うと、たいがい聞かれることがある「カブレませんか?」「漆掻きが終わりカブレ成分は抜けているの大丈夫です」と説明するが、不安感は残っている。そしてそれは、生でウルシに触っている私が一番怖がっている(笑実際、伐採後2年以内の新しい廃材には外皮周辺に湿気が帯びると、カビのような白いフワフワが出てカブレル様な雰囲気が漂う。怖いので必ず手袋をして作業する。その後フワフワが無くなるまで乾燥させる。上の写真、右から2番目右上にカビのような部分、これはチョット怖いあまり古いのは虫食いなどでボロボロになって染料にならない年輪の幅が広く色白なウルシ材も抽出染料は薄い柵状に切った濃い黄色はまるで絵の具の塊のようで嬉しくなる♪野積みで数年経つと虫の棲家になるのかな?ナタでウルシの古い丸太を割る!・・・カブトムシの幼虫に似ているが成虫は何か?(→カミキリムシの仲間で幼虫はテッポウムシと言うらしい)・・・以下に虫の写真、閲覧注意!・・・眠っているのを邪魔したようだ・・・(^^;伐採後数年を経て乾燥した廃材は次第に黄色味が抜けており、かなり硬い材質になる。色味は他の乾燥した木材と同じような薄茶色となり、煮出しても鮮やかな黄色の染料にはならない。結局、ウルシ廃材から染料チップを作るには、年輪の目が細かく、心材は少し湿り気があり、黄色味の強い丸太を選ぶと良い染料になる。1cm四方のチップにする作業段階で、福祉施設の方には白っぽい木片、茶色部分、黒っぽい部分を除外してもらっている。私が出荷しているウルシチップは、私が工房で染めるために使っているチップと同じ品質です!・・・以上、輪島産の特選ウルシチップのPRでした(^m^)▼能登の手の日々 カテゴリー ●全て ●日々 ●街中ギャラリー ●染色 ●能登、そして、この町 ●絵・美術について ●CG ●食べもの ▼能登の手の作品集 (写真・CG) ▼リンク ●ようこそNotoNote オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。 ▼お気に入り ブログ・その他 ●Water-Colour ひろろdecさん ●MoMo太郎日記 MoMo太郎009さん ●Kleine Erfrischung kamoppieさん ●考え事ほか vissel-篤胤さん ●地元力向上委員会 hanami73さん ●今日の空 つるまる5さん ●Que sera sera 五右衛門0563さん ●バンブーおじさん奮闘記 幸達さん ●てんてん日記 もえぎさん染色の専門サイト★能登の手へのメール