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テーマ:絵が好きな人!?(4326)
カテゴリ:絵・美術について
花は図案化されて色々な分野で意匠として使われる。もちろん私も着物の模様としてよく使う。
昨日の梅の写真でも花の特徴は見て取れるが、蕾も丸く花びらも丸い膨らみを強調することが多い。ニオイ(シベ)の数も多く、私は、その香りを椀の形の中に包み込むようにして描きたいと思う(^^ 上の図の左端。形全体をひとつのデザインにした光琳の梅。太細の曲線で描かれた独自の形だが、ここでも花びらの手前の部分が描かれていることで立体感が補われている。その下2個は琳派の変形で花の横向きなどの表現。 花びらの先に切り込みを入れると桜模様になる。ほんのわずかの違いだが、梅と桜の意匠としての違いが出る。 桜の紋。花びらの違いが図案化されているが、シベの数も明らかに違う。こういうのを見慣れると、潜在意識に花のイメージが刷り込まれてしまう感じもする(^^ゞ 梅の花をリアルに描いて花びらの先に切り込みを入れると、梅の花として見えなくなる(笑 梅の枝を描くときには「女」の文字のように組み込むべし、古木と新枝を対比すべし・・・などという定義(?)を教えられたこともあるが・・・守ってないかも(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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凄い! 昨日の梅の写真を見返して、アングルが今日の
図案の世界からの視覚であったとは。 細かい観察力は、物の表現の基本である事を改めて 感じました。 梅科の花も、図案化すると、こんなに多彩な表現が出来 る物ですね。(感銘) (Mar 12, 2008 09:57:08 PM)
幸達さん
花の写真は図案を描くための資料としても使っています(^^ 形を観察することによって特性を見出すのですが、その姿が説得力があるかどうか?大きな課題です。 家紋のシンプルで納得させられる形には、作った人、まとめ上げた人のすごさがありますね。 (Mar 12, 2008 11:23:07 PM)
図案っておもしろいですね。
花びらの先の切り込み・・・ですか。 私はどうやらしべの多いのを梅、少ないのを桜、と認識しているようです。・・・桜の紋の最初のなどは梅に見えます。 以前、梅を見に行ったら、 しべだけが残っているものがあって、 花びらは落ちてしまったんだろうと思ったところ、 そうではなく「花びらが退化してしべだけの花」 だと教えられて仰天しました。 絵にはなりにくそうですね。 (Mar 13, 2008 12:07:42 AM)
kamoppieさん
人によって花の識別の基準が少し違うのかも知れません(^^ 桜の左上は丸っぽくシベが多いので、今の桜のイメージではないかも。 これに「小」の文字が入っていたら桜に見える?(笑 「花びらが退化してしべだけの花」というのもあるんですか。確かに絵にはならないです(^^ゞ (Mar 13, 2008 12:28:27 AM)
シンプルな花の図案がこんなに!?
自由な発想でそれぞれ表現は違っても最小限の約束事を取り入れれば 梅か桜か区別できるというのは季節の花を大切にする文化だからこそですね。 桜の一番右上の三日月みたいな形は何を表しているのかしらん・・ (Mar 13, 2008 09:38:52 AM)
家紋!梅と桜に関するだけでこんなに種類が・・@@あるのですね。PCの図案!シンプルな中に特徴がしっかり♪で なるほど~と単純化に感心しています。
陶製の梅鉢・梅皿2個ほど!今、パレットに使っています。 (Mar 13, 2008 04:40:39 PM)
M-Crimsonさん
家紋には花の図案も多いです。 一つ一つの花の特徴を大切にしていると言えますね。 右上の家紋は「月落チ桜」という名称ですから、三日月なんでしょうね(^^ (Mar 13, 2008 06:18:30 PM)
ひろろdecさん
手元にある家紋帳では梅が88個、桜が69個ありました。 紋帳に載っていない家紋もありますから、実際はもっと多いのだと思います(^^ゞ 私の図案は立体と空間を意図的に描くことが多いです。 (Mar 13, 2008 06:19:01 PM) |