能登の手染め日記

2008/03/14(金)22:06

花の線画

染色(879)

あつらえの染め小紋の作業図案がようやく組み込めた(^^ 誂えなので欲を出して天地付け(模様が全て上のほうに向いている)にしたものだから、けっこう複雑で何度も描きな直し。要素が複雑で混乱したために直しきれず、時間を置いて違う視点で見てやり直しという・・・。 文章で説明すると「手描き図案は単調にならないこと」という一言。・・・実は、これが非常に厳しい条件(--; 単調にならないことの条件とは、 仕立てた時に同じ種類の花が並ばないこと、同じ花は左右に同じ数だけバランスよく配置すること、同じ大きさにしないこと、同じ方向に向かないこと、模様の重心が縦横斜めに揃わないこと、全体を見回して模様の間隔が同じ調子になること、全体で模様の余白が同じ程度の大きさになること、、、、・・・などなどの制約を全て満たさなければならないという(笑さらに誂えの天地付けなので、仕立てたときに(付け下げのように)着たときにポイントの模様が良い位置に来るように配置する。・・・ややこしや~~~~(^^; ややこしくて、これ以上文章では説明できない(^^ゞ これは今回使用した8種類の草花の中の椿と山茶花。ブルーの線の交差しているところが花の重心(だいたい)で、図案ではこういう模様を横にも、縦、斜めにも1直線上に並べてはイケナイ。(並べることが条件の模様の場合もある)単調さの例として、この図のように花の大きさが同じ程度で、花の向きも立体としての角度も同じ、メインの葉の方向も角度も同じ。等など。 作業図案には模様のアウトラインだけを描く。このブログで時々椿と山茶花の花の違いを書いてきたが、図案の線描ではこれくらいしか違いを表すことができない(^^;

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