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能登の手染め日記

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Mar 14, 2008
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カテゴリ:染色

あつらえの染め小紋の作業図案がようやく組み込めた(^^

誂えなので欲を出して天地付け(模様が全て上のほうに向いている)にしたものだから、けっこう複雑で何度も描きな直し。要素が複雑で混乱したために直しきれず、時間を置いて違う視点で見てやり直しという・・・。

文章で説明すると「手描き図案は単調にならないこと」という一言。・・・実は、これが非常に厳しい条件(--;

単調にならないことの条件とは、
仕立てた時に同じ種類の花が並ばないこと、同じ花は左右に同じ数だけバランスよく配置すること、同じ大きさにしないこと、同じ方向に向かないこと、模様の重心が縦横斜めに揃わないこと、全体を見回して模様の間隔が同じ調子になること、全体で模様の余白が同じ程度の大きさになること、、、、・・・などなどの制約を全て満たさなければならないという(笑

さらに誂えの天地付けなので、仕立てたときに(付け下げのように)着たときにポイントの模様が良い位置に来るように配置する。・・・ややこしや~~~~(^^;
ややこしくて、これ以上文章では説明できない(^^ゞ

線画.gif

これは今回使用した8種類の草花の中の椿と山茶花。ブルーの線の交差しているところが花の重心(だいたい)で、図案ではこういう模様を横にも、縦、斜めにも1直線上に並べてはイケナイ。(並べることが条件の模様の場合もある)

単調さの例として、この図のように花の大きさが同じ程度で、花の向きも立体としての角度も同じ、メインの葉の方向も角度も同じ。等など。

作業図案には模様のアウトラインだけを描く。このブログで時々椿と山茶花の花の違いを書いてきたが、図案の線描ではこれくらいしか違いを表すことができない(^^;






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Last updated  Mar 14, 2008 10:06:13 PM
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Re:花の線画(03/14)   幸達 さん
左が椿で、右が山茶花でしょうね、花の特徴をしっかり捉え図案化する技、配置条件とバランス、言葉では言い表すことが出来ない程の制約条件。鍛錬と感性の凄い世界ですね。(感嘆) (Mar 15, 2008 11:01:03 PM)

Re[1]:花の線画(03/14)   notonote さん
幸達さん
はい、椿は分かりやすいですね(^^
経験で身についたものも多いですし、長い時間をかけて鍛えてきたものもありますが
自然の姿に逆らわず簡潔な表現にしたいと思っています。
(Mar 16, 2008 12:10:55 AM)


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