桜色を煮出す日々。春が近くなる日ごとに、煮出す液が桜色になる♪
隣の集落や桜並木の管理人さんにお願いの声を掛けていたら、雪で折れた枝があるよ、とか、道に伸びて出た枝を切るよ~、と言ってもらった。車の後部座席にイッパイにして貰ってくる。私の車はトラックかぁ・・・。
小枝、枝の樹皮、幹ごとに、細かく切って仕分けする。それぞれの重さを量り水に入れ、煮出す時間を変えて抽出方法に準じて日々変っていく状態をメモしていく。
バケツが、どれだけあっても足りない(^^;
小枝も樹皮も幹も染めに使う 桜染めは手間と時間がかかるので取り組んでいなかったが、草木染め教室の生徒さんのリクエストがあって2年前から染め始めた。しかし、なかなか桜色というイメージにならなくて、美しい桜色といわれるまで試し染めをすることになった。
実や根の乾燥品や保存された市販の植物などを使えば同じような色は出るが、生の植物は採集場所や季節によって色が違う。品種によって違うのはもちろん、春先の天候によって日々草木の状態が異なるから観察することが必要だ。
その木の芽や葉の状態を観て煮出すのに水を替え、煮出し方を替えて、少しでも良いほうへ変えていく。そうして次第に美しい桜色へと進んでいく。・・・はず(笑
テキストや他の人に習っても必ずしもピタッと当てはまらないことも多い。結局、自分で探すところ、工夫するところに、必ず見つかると信じてデータを採る。・・・でも、同じ木を同じように染めても同じような色にならないのが自然だよな。何でも同じように成るというのが、不自然かもね。でも、前より美しい色にしたい!というのが自然な気持ち(^^;
バケツ何杯分、何百杯分かのデータを採れば、きっと何かが見えてくる(^^ |
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