17日のウルシ染め教室は、参加者の希望でストール、バンダナ、ハンカチの3種類の木綿布を染める実践教室になった(^^
ウルシ染めの特徴は、染色条件を変えることによって数多くの色を染めることができるということ。そしてその木綿染めの色は耐光堅牢度が3級、または3級以上ということ。
「草木染めの木綿で3級以上?」とモロに疑われることもあるほど、染色関係者にとっては、ちょっと特筆する内容。私がウルシ染めを行う理由でもある。これが悪かったらウルシを染めていない(^^
木綿ハンカチ、バンダナ、オーガニックコットンのストール
輪島市内の施設、上水道水を使っての染色
良いことばかりを書いているようだが、課題も多くある。体験の色の希望を聞くと珍しいのでローズの染めが多いけれど、ウルシのイメージから言うと黄色やカラシ色、そして黒(^^;
残念ながら、黄色系統の色の耐光堅牢度は3級に達していないのが現状。黄色系統の染色希望があるなしに関わらず、クリアできるように実験を続けたい。そして漆器のイメージで黒色!この染めは木綿では難しいが、濃い色になるよう努力したい(^^ゞ
バイヤーさんからは、次の新作見本にウルシ染めと藍染めストールを数種類望まれている。実現可能かは未定・・・次々と新たな課題が出てくる。とにかくデータと試作を染めるだけ(^^ | |