今年最後の日の朝刊、ウルシの染料が北陸中日新聞1面に掲載されました。ちょっとビックリです!ありがとうございます!(^^
漆の木はカブレルというイメージが強くて染料に利用される機会が無かったようで、正直、私も近づかなかったし染料として試験する人も少なかったようです。染めてみて多彩な発色に驚き、工業試験場で検査して驚き、その広がりに驚いています。
ウルシチップは伐採後3年ほど経った木の漆液溝を取り除いて1cm四方ほどに切ってあります。チップ作業も、煮出しても、染めても、染めた布からもカブレません!
家庭や学校などの普通の水道水で煮出すことが出来るし、木綿にも絹にも、水道水を使って染められます。単独でも使用できるし、他の植物染料と混色も可能、染め重ねることも出来る使用しやすい染料です。草木染を楽しむ人にも、染色の専門家にも重宝されます。
使いこなせば、草木染の世界が広がります。私も広めようとしているところです(^^
そして、魅力あるウルシ染作品を発表することによって、ウルシチップの活用が広まっていくことになります。広まれば施設の方の仕事も続けられます。
今後、更にウルシの植栽の応援にもなるよう、より品質の高い染めの実現に努めていくこと。それが、私の来年の仕事になるはず・・・正月は無しにして、次の染め実験をしたほうが良いかも・・・(^^; | |