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能登の手染め日記

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Jul 2, 2019
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カテゴリ:染色
染色用のウルシチップを作成し始めて、あっという間に1年が過ぎた(^^
この一年、色々なことがあった・・・あり過ぎた程の感があるが、乾燥チップの作成は順調に進み、何よりウルシ染めの実験にチップを使い放題に試すことができて、ウルシの染めの魅力も明確に出来たことがありがたかった。

そして、2年目。ここは、やはり引き染めという、もう一つの染色方法を実験するしかない(^^
実は、私が京都の染色工房で学んだのは着物の模様染め。合成(化学)染料を使い、引き染め方法によってボカシや染め分けの仕事を行っていた。

なので、本来は引き染めのほうが得手である。なのに何故、引き染めを行わないで、浸し染めを行ったか?理由は大きく分けて3つ。

一つは、天然染料の場合、浸し染めのほうが簡単に美しい色を染めやすいこと。一つは、浸し染めのほうが誰でも家庭で染められること。一つは、引き染めは専門の道具が必要なこと。

引き染めは生地を引っ張るための、狭くても5~8mほどの染めのスペースと、染め刷毛や生地を伸ばすための用具が必要になる。と同時に、写真のような長い距離の染めを始点から終点部分まで、同じ色に染め上げる技能も必要になる。

詳しい説明は後日するとして、引き染め方法によって型染め、ロウケツ染め技法の模様を染められるので、大きなノレンやパネル作品、そして模様のある着物を染めることが出来る。

今回行うのは引き染めによる発色の確認と媒染濃度、その色の耐光堅牢度の試験。浸染めと引き染め両方の染色データを調べることによって、ウルシの染め色の全体像が見えるともいえる。

ウルシは、引き染めでも、かなり良い結果が出るという期待をこめて実験に取り組むことにした。
う~~ん、良い結果が出なかったら、この夏は徒労に終わるかもしれない~~~危険だ(^^:

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Last updated  Jul 2, 2019 05:11:41 PM
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