2019/09/18(水)09:03
福島県産のウルシを染める(Ⅱ)
今回は福島産のウルシをアルカリ抽出と酸性抽出の2通りの染料を作って試験染め。
ウルシ液はアルカリ抽出も酸性抽出も、木綿にも絹にも良く染まる。これまでに能登産、丹波産、盛岡産、茨城産などの実験を行ったが、同じような染色結果になっている。
心材の美しい黄色の部分のみ使用。乾燥チップ各250gを5ℓの水道水に入れ加熱、沸騰させて30分、約4ℓの液を4回。両方とも、それぞれ合計約16ℓ抽出した。
左PH9アルカリ抽出、右PH4酸性(沸騰の泡が出る程度で30分)抽出
媒染は常温で20分。染めは常温から布を入れ加熱し沸騰させて30分。
絹染色データ:左:アルカリ抽出、右:酸性抽出。両方とも酢酸アルミ媒染媒染と染を交互に合計4回繰り返す。幹の心材の黄色が美しいチップだったので、美しい黄色と金茶色が染まっている(^^▼能登の手の日々
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