一昨年から、絵を真面目に描くようになった(笑
今年の1枚目は『冬いちご』F6号、麻キャンバスにアクリル水彩。ようやく完成・・・かな~(^^ゞ 私にとっての絵というのは、本来の染め仕事のための学びの一つだった。いろんなものごとを描いてきたけれど、作品という形に残すことは少なかった。着物の図案を描くのに、40数年間、要望があると、水墨画でも日本画でも、洋画風であれデザインであれ、メルヘンだったりリアルだったり抽象だったり、花でも風景でも人物でも何でも着物の模様にするのが仕事だった。
何でも学ぶことや描くことに抵抗はなかったけど、絵の作品らしいものが無いことに気づいていた。まぁ、仕事に追われて好き勝手な絵を描くことが出来なかったのだけど。
去年は網膜剥離や白内障の手術もあって眼に障害が出てきたし、右肩から指先が痛くなったりして、もうジタバタしても無理っぽい状態になってきた。
草木染めはデータを採ることや簡単な絞りは出来るけど、細かい友禅模様や一気に描き上げる手描きは失敗の確率が高い。それは、気分と調子の良いときだけにしよう(^^;
そういう年齢になったんだと、ひと時の絶望の中に沈み込んで諦めの水平線に、開き直りの覚悟で首の上まで浸りながら、一瞬でも楽しみを求めて、絵を描くことにした2020年・・・出来なくなったことを嘆くのではなく、新たに出来ることに進むために歩き始める爺さんでありたいと思う(^^

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