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能登の手染め日記

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Jan 19, 2021
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カテゴリ:染色
工房の振袖の誂えは色付きの図案を依頼主に見てもらい、OKが出るまで作り直した。好みの地色やデザイン、好きな模様や気に入った花を入れて図案を決定する。

そこから、身長体形に応じて寸法を決め作業図案を描き模様に合う白生地を買って、下絵を描き、技法に応じて作業する。具体的には模様の部分に糸目を置いたり、染めない部分をロウで伏せたりして地色を染める。

白色で残す場所にロウを置いて、地色をオレンジと茶色にぼかした

1年に数枚しか染めなかったので、ミスの無いように気合を入れた作業だった(^^;


ロウを落として白い部分に模様を描いて、金彩などの仕上げを行う


前撮りの帰りに工房で写真を撮らせてもらった

この年も、いつものようにギリギリなんとか成人式に間に合ったのだった(^^;♪

模様を染める方法は色々あるが、京都で勤めた工房は素描きやロウケツ染めが主だったので、着尺や付け下げも訪問着も《おしゃれ着》の仕事が多かった。
石川県に戻って問屋さんへ行くと、全館、加賀友禅の留袖ばかりで糸目友禅模様だった。私の学んだ技法とは異なったが、どちらも模様を染めるのは同じだから、どちらの仕事も行った(^^)着物は13m~18mほどの振袖の白生地を染める。どちらであっても均一に地色とボカシを染めるのは難しかった。

図案、染め、彩色、仕上げ、それぞれに難しいところはあるけど、全てを自分で行うことで、完成の時の満足感は大きい。模様が多い振袖の場合は、普通の訪問着の3枚分ほどの作業量があり、1枚の作業が終わるとクタクタになってしまった。それなのに終わるとまた図案を描いてまた振袖を染めたくなるという、私には麻薬のような中毒性があった(笑)

もう今は振袖を染めることはないが、私は色の中毒に陥ったまま、まだ染め続けている。お金にならなくても、植物染料のマニアとして身体全体が染まり切ってしまったのかもしれない(^^ゞ



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Last updated  Jan 19, 2021 03:04:54 PM
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