1848340 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

能登の手染め日記

能登の手染め日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
Jan 23, 2021
XML
カテゴリ:染色
柿渋を塗ったり染めたりする作業は比較的簡単で、嫌われる臭いも市販の無臭柿渋使うことによって室内でも染めることができる。柿渋を使った一閑張りに関する説明は検索にお任せして(笑)、柿渋の染めについて染め物屋として書いてみる(^^

柿渋の原液をそのまま染めると濃くてムラが出る場合もあるので、水で希釈1/2の濃度で染め重ねている。


柿渋1回目→乾燥→媒染1回目→乾燥→柿渋2回目→乾燥→媒染2回目・・・好みの濃度まで

左上から①柿渋染め②鉄媒染③2回目の柿渋④鉄媒染 右は銅媒染(色変化少ない)

左上から①柿渋染め②チタン媒染③2回目の柿渋④チタン媒染 右は柿渋の2回重ね


刷毛は三味線糸締めやステンレス針金締めを使用(草木染めと同じで金属反応が出るから)

生地を刷毛で染めると均一な状態にできるが、立体を塗る場合は液だまりが出やすい。カゴや箱などに塗る場合は、液だまりの塗りムラを手作りの味として割り切る(^^

工房では乾燥後しばらく保管してから縫製、草木染めマスクとしている。光で濃く深い色に反応していくので、経年変化の味を楽しむのも良いと思う。

柿渋は染色の仕事では大切な道具の基でもあった(^^ 和紙に柿渋を塗ることで強くあり防水性も出るので、伊勢型紙を使い、渋紙として友禅の筒描きにも使っていた。

漆とか柿渋とか、膠(ニカワ)とか、よくぞこういう手ごわい液体を上手に使う方法を見つけて残してくれたものだと思う、先人に感謝!ありがたく利用させてもらいます(^^))




ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。

能登の手の日々
カテゴリー
●全て

●日々

●街中ギャラリー

●染色

●能登、そして、この町

●絵・美術について

●CG

●食べもの

能登の手の作品集
(写真・CG)

リンク
●ようこそNotoNote

オリジナルのデザイン・あつらえの着物。染色・草木染めの専門ページです。


お気に入り
ブログ・その他
Water-Colour
 ひろろdecさん
紅の水絵日記
 M-Crimsonさん
MoMo太郎日記
 MoMo太郎009さん
Kleine Erfrischung
 kamoppieさん
考え事ほか
 vissel-篤胤さん
地元力向上委員会
 hanami73さん
今日の空
 つるまる5さん
Que sera sera
 五右衛門0563さん
染工房えむ
 koubou-mさん
バンブーおじさん奮闘記
 幸達さん
てんてん日記
 もえぎさん

ブログランキング・にほんブログ村へ

能登草木の染め研究室
染色の専門サイト

能登の手へのメール

にほんブログ村 地域生活(街) 中部ブログ 能登情報へ にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Jan 24, 2021 11:21:38 PM
コメント(2) | コメントを書く
[染色] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X