草木染め教室の生徒さんの希望で《 雪花(せっか)絞り 》を準備した。準備といっても、板締め絞りなので三角形の小さな板の2枚組があるとできる。それを9セット18枚の側面に、それぞれ4本のネジをつける。
10セットめは変形の2枚組・・・これは板が割れたので変形6角形になった 教室では初めて行うが、実は私も雪花絞りを行ったことが無かった(笑)古典的な模様や伝統的な技法は、見たり調べたりして知識はあるのだが、工房では既存の染めは、あまり行っていない(^^;
というのも、私が勤めた京都の染織会社の図案部では、古典や伝統的な模様を、そのまま描いたり染めたりすると、当時の部長に「おまえのオリジナルはないのか」とか、会議で上司から「新しいものを考えろ」という叱責が出た。「昔あったものをそのまま染めるのなら、おまえは必要ない」という考えのもとで仕事をしてきた私は、常に何か新しいものを考えることが普通になっていた。
しかし、今回は誰でも出来ることを敢えて私もやってみる(^^) 教室では板を切って3角形のセットを作るのが面倒だから、誰も染めていなかったのだが(^^;・・・20枚の板をノコギリで切って、サンダーでケバを落とし側面にネジを締めるのは、確かに少し面倒だった((笑)
少し工夫をすると、もっと変わった絞りも出来そうだ。化学染料や染料インクの多色使いなら、楽しい模様ができるかな(^^
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