工房の畑のニホンアカネを大量に増やすために、来年用の苗を育てることにした。この種は春先に蒔いても発芽しにくく、時間もかかり水やりにも手間が掛かる。能登では自生の芽が出て育った茎を使うと、挿し芽で増やすのに5月になってしまう。その茎も真夏には生育が止まったり枯れたりして、ようやく秋に育つという一年目の栽培の難しさを実感した。
昨年の秋に事前準備として自生しているニホンアカネの茎を切り取り、試験的に10本をポットに挿しておいた。それが根付いて今年の春先には色々な実験を行うことができた。結果としては、前年の秋に次の春の苗の準備をするのが良い!という話(^^
自生地の繁茂する土手へ行き太さ5mmほどの茎を採取
茎の十字型の外皮は枯れていても 中の芯が生きている
これを上下に2節残して切る (左)上の節だけの茎も根付く 2~3ミリの元気な茎が良い 下の節は根を出すために、上の節は葉を少し、新芽を残しておく
茎の逆トゲで上下を確認して活力剤入りの水に半日から1日浸して水揚げ
プランターやポットに鹿沼土と畑の土を入れて挿して半日陰に置く
土が乾かないように水遣り、 細い茎も・・・不確実だけど挿しておく(^^;
ニホンアカネは、南向きの湿り気のある藪に生えて、日中は陽当たり良好の場所に伸びる。 良く育った地面に近い部分は5mm以上の太さにもなるので、採取して増やす。群生していることが多いので2,3か所見つけて順番に茎を採取して、根元を残しておくと毎年伸びて使える(^^
この秋は来年の春のために、どんどん増やすぞ~‼ おぅぉぅ~!!!(笑)
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