まったく技法も知らず習った経験もないのに始めた能登の絞り染め、地区の高齢者とともに草木染教室を行ってきた。30年前のこと、見事に笑えるほど失敗の連続だったが(^^;)新しいことを学ぶには、何も知らない方が良いこともあった。難しさや手間を知っていれば、草木染に手絞りを染め重ねることは無かったかも(笑)
その後、京都の絞り会館や名古屋の有松・鳴海絞りを見学したり学んだりした。今回は私が4回目、妻は2回目の有松訪問。今年は有松にも日本遺産記念シンポジウムや国際芸術祭などの新たなイベントもあり、若い人が参加して新しい気運が見られた。
古い宿場、街並みの風情は変わらない魅力

街中回遊の仕組みだろうか、古い人形が飾られていた

雨に打たれるのは可哀そうな気もしたが、最後のお仕事かな

絞り会館はコロナ禍で実演休止だったが

会館で話をした若い染め人の『有松日本遺産記念シンポジウム』
本日、リモート生配信を観た。海外で展開する有松絞りは立体模様としての絞りだった。次の世代に変わる30年後の有松、それを語る若い人たちの活動があった。
新しいものを生み出そうとする姿勢があると繋がっていく。若いパネラーの皆さんの、活動する話が良かった。有松の絞りに『新しい伝統』が産みだされること、魅力ある内容だった。
能登の老人も凄く刺激を受け、新しい染めを創り出そうと思ったわ(^^ | |