アカネの根の生育状態は、当然のことだが年数による苗の育ち具合で変わる。もともとの生育場所が朝陽は当たるが半日陰、崖の水分の多い場所、藪というような環境だから日の光も欲しいが、水分も欲しく枯れた葉の栄養も欲しい。だいたい腐葉土を沢山与えておくと花の緑色濃く縦8cm幅5㎝程には育ってくれる。
今年4年目の春になって数株のアカネの根を掘ってみたけど、出来不出来の差が大きく他の植物の根が多く混ざって分別するのに手間取った。そこで栽培する人の工夫があり、他の根が入りにくいバケツ栽培やコンテナ栽培を行っていることが分かった。
私も少し育ちの悪かったアカネのバケツ栽培を行っていたが、4年目ではあるが更に大きなバケツに移してみた(^^
左から2年目の根、3年め根、4年目の根、いずれも乾燥状態
新たに大き目のバケツの底に数個の穴をあけておく
バケツから出した4年目の根
生の根は写真のようにオレンジ色っぽいが乾燥した4年目の根は黒い赤
大きめのバケツに移植して育てて5年目に使う予定
何年目を使うかは個人それぞれの判断。生の色が良いとか3年目の色が好きとか、5年目の乾燥根を使うとか、好みがあって良いのだろう。1,2年目の色では耐光は弱いように思うが、実験では4,5年の根を使ってしっかり染め重ねると堅牢度試験は3級を超えた。
で、こうしてバケツ栽培は光合成ができやすいように、
枝葉を高く伸ばすことにしているのだった。・・・きっと根には良いはずだと・・・自分では思っている(笑)
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