京都の大学生が学びたかった《草木染め手縫いの重ね絞り》。草木染めでは絞りの重ね染めは綺麗にならないとう通説があるようだった。実際、漠然と絞り染めを行うと絞りラインは美しくならない。一般的に染めを行う寸胴鍋で染めて棒などで動かしていては、絞りのラインは際付きが出たり色だまりが出ることが多い。
絞りを美しく染めるにはステンレスボールに染料液と布を入れ加熱、手が入らなくなる温度の限界まで絞りのラインを丁寧に伸ばして染料を送りこむ作業を続けると、美しい絞りラインを染めることができる(^^
1回目の染めが終って2回目の絞りを行う
絞りラインを確認
2回目の染めは絞りの際まで色が入るように開く
左は1回染め、右の絞りの重ね染めはゴバイシのとアカネの色が重なっている
おまけの試験染め
おまけのお寿司やさん。1時間以上の順番を待った(笑)
重ね絞りは、どうしても2日間の作業が必要になる。1回目の絞りを行い染めが終り、アイロンで乾燥させて2回目の絞りを行う。このあと一晩水に浸しで繊維を膨張させることによって布も絞った糸も膨張して絞りが締め付けられる。こうして一晩の時間が必要になる。
草木染めは染める前も、染めるときも、染めてからも半年以上寝かせておく。そうしたゆっくりとした時間が必要な由縁(^^;
ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。 | |