能登に帰省して草木染を始めた30年前のこと。『草木染めでは絞りの重ね染めは美しくならない』という定説があったようですが、ならば挑戦しようとして取り組んだ手縫い絞りの染め重ね。図案を作り染め色の順番を考えて組み立てると美しく染まり、失敗を改良すると花模様や広い面積の絞り染めも可能になりました(^^
草木染め講習会5月20日《染め見本》インドアカネの染めにゴバイシを重ねた絞り模様

手絞り手染めが基本、人の手縫いでしかできない染めです

80度に加熱して30分、こうして丁寧に染めます

教室でこうした基本の染めを重ねた生徒さんが70歳の頃に染めた綿タペストリー

こういう絞りを絹ストールに重ねると草木染めにしかできない模様に

抽象デザインもリアル系も絞りで表現します

絹ストールを気楽に自由に楽しく染めたいという希望もあります(^^

画像はウルシの染め重ねで草木染めでは珍しい抹茶色、絹ストール5枚の糸目絞り曲線 植物から煮出した色は木綿には染まりにくい染料が多いのですが、この講習ではインドアカネやゴバイシ、ウルシなど綿や麻に染まる染料を使います。この綿ハンカチの光琳の椿は花と葉の絞り方が異なります(帽子絞りと巻き上げ絞り)。そして広い色面の絞りが美しくできると、草木染めの模様の楽しさが広まります。
草木染めは手間が掛かりますが手抜きで染めると色褪せが早く、染め回数を重ねると一層深い色が染まります。講習会では珍しい手絞りやロウケツ染めの作品もご覧になることができます。
重ね染めをした色の深さを確かめてみませんか、手仕事の奥の深さを体験してみませんか(^^)詳しいことはメールかメッセンジャーでお問い合わせください。

ウルシチップが手に入らない場合・・・ウルシチップの作成と販売も行っています。先ず試し染めをしてみたい方はチップ200g送料込み1,100円で販売しています。ご希望の方はshigunaru16@gmail.comまで。染め方のプリントも同封します。チップ200gで繊維200g以上染めることが出来ます。 | |