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カテゴリ:ラグビー
寒空で風は強いが、雲一つないカリフォルニアらしい天気に恵まれた日曜日の昼。
強風の中、試合開始のホイッスルが鳴り響き、初のスタメンに入ったスーパーリーグの試合が始まった。 陣地は風下。試合前のウォームアップの時に試しにキックを真上に蹴ってみたらボールが遥か後ろまで飛ばされていくほどの風だった。 前半の戦略は、たとえ自陣深く攻められていてもボールを蹴らずに、とにかく耐える。 そして地獄の40分が始まる。 戦略通り、ボールを持つ時間を出来るだけ長くとり、とにかくごりごりと攻める。地道で、ハードな時間が続く。とにかくボールを展開させずに、近場で攻め続ける。 ターンオーバーも何回かあった。相手チームは向かい風と共に攻めてくる。ディフェンスラインも何回かブレイクされて、ゴールラインを背負いながら体を張ってとにかく止める。 まさに体と体がぶつかりあう死闘が40分続いた。 結局トライを1つもぎとったが2つとられて、ハーフタイムのスコアは5-12。負けてはいるが、集まったメンバーは誰も下を向いていなかった。風下の要素を考えただけでも、もっとやられていてもおかしくなかったからだ。 そして風を背にした後半。 まさに水を得た魚のように攻め込み、ペナルティーゴールとトライを重ね、最終的には25-12のスコアで勝利。ノーサイドの瞬間には全員が飛び上がって喜んだ。 帰りのフライトを待っている間に空港で、空腹を満たすためにクラムチャウダーをすすっていた。すると、コーチが横に座ってきて一言。 You did a great job. You'll do the same next weekend. その一言で、試合中に痛めた親指も、血がにじんだマウスピースも、価値があったんだなぁって思った。 試合後の一枚 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.24 14:52:15
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