NOUNOURS NOYEの日常

2005/10/01(土)07:18

日常、三十七日目。

ムートンのこと(38)

最近ムートンの寝付かせ方に頭が痛い…。 生まれた時からなんの問題もなく 一人で良い子にベットに寝ていたムートンだが、 最近は一緒にベットに入ってから 寝付いた所でムートンのベットに移すという形になっている。 いつも一人でゆっくり広々と寝るのが好きだったムートンと 一緒にベットで寝るとは夢にも思わない程であった。 前だったら、異様にexcite(*1:興奮した)し 遊び始めてしまうのだった。 ムートンが1歳の時に初めて日本にいったのだが、 その時家族で行った温泉旅行でも、 ムートンはひとり隣の座敷のこたつの横で寝ているほどであった。 (母は驚いていたが…。) しかし、今年の日本旅行で ムートンは一緒寝の楽しさや安心感の味をしめてしまったのだ。 座敷で川の字で寝ていたが 1歳の時は違い、体の自由がきくようになり 自分でgigoteuse(*2:赤ちゃん用寝袋)からでれるようになり 勝手に誰かの(いつもパパででしたけどね!) 布団に入り込むようになっていたのだ。 そして今年の夏。 あちらこちらへ旅行に行った際、 いつもムートンは我々と一緒に寝ていた。 それに追い打ちをかけるように、 ラパンのNY旅行で増々頻繁になっていた。 通常、生まれてまだ小さい時に添い寝をし始め 大きくなるにつれて ’これからは自分のベットで寝ましょうねぇ~” となるのだろうが、 これでは方向が逆だ。 躾ができない我々に問題があるのはわかっているが、 一緒寝に憧れていたのもあり、 あの小さい手を握ったり 静かな寝息を聞きながら眠れるのは嬉しかったのだ。 しかしこれではいかんと radical(*3:徹底的)にやり方を変えた。 ”今夜から自分のベットに戻って寝ましょうねー” 泣きわめくムートンをあやしつつ寝かしたが、 一晩中、悪夢の叫びに見舞われ 全然眠れなかった。 朝の5時にムートンを我々のベットに入れ寝る事ができた。 昨夜はムートンのベットを我々のベットに横付けし ”パパもママンも横に居るよ”作戦で寝かしつけた。 幸いムートンはお尻を揺らせれたり お尻の割れ目をこちょこちょされるのが好きなので、 昨日もラパンがこちょこちょしたら 10分くらいで寝た。 ”こんなんでいのかなぁ。 ちゃんと躾しないとなぁ。” という不安と ”ムートンがぐっすり寝るのが第一だから 形式にこだわらず 彼が気持ちよく寝れるようにしてあげてもいいのではないか?” という親ばか論理のハサミ打ち状態である。 ”Dodo, maman”とベットを指差し寝るのを促す。 そして、布団に入って電気を消すと 5分もしないうちにronfler(*4:いびきをかく)するムートンは 幸せなのだ。 ムートンが神経質な子であるとも知っているので 安心した状態を与えて育てたいと思うし 一緒に寝る事も苦でもなく、返って嬉しいくらいだ。 ただ、一人でしていく事も学ばなければいけないとも思う。 2歳半という時期は 楽しく生きる事と学ぶ事が常に混在していて 楽しく学んで生きれれば一番良いんだろうけど 我々には大きい壁らしい。 さて、今夜はどうするか…。 (このまま”もものけ姫”をみながら 寝てくれるといいんだけれどなぁ…。) *1:excite〔エクシテ〕;    動詞だとs'exciter〔セクシテ〕となる。    よく使う言い回しに    ”Ca m'excite !”〔サ・メクシットゥ!〕があるが、    言い方によっては”ワクワクするぅ!”となったり    あるいは”そそられるわぁ~。”となるので気をつけて    使いわけましょうね。 *1:gigoteuse〔ジゴトゥーズ〕;ムートンは2歳過ぎまで    これに入って寝ていました。    確かにふとんが剥がれたりという心配がないので便利でしたね。 *1:radical〔ラディカル〕;根本的な、効果的な。 *1:ronfler〔ロンフレ〕;関係ありませんが、    猫のゴロゴロはronronner〔ロンロネ〕といいます。

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