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2008.05.17
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カテゴリ:農村力を考える
今回の、緑のふるさと協力隊隊員は、
なかなかの名文家です。

そして、今回の彼のブログに、すごくいいことが書いていたので、
紹介させていただきます。

・・・・・・・以下引用・・・・・

僕が農村に来た理由の一つに、こんな経験がある。

そのとき、僕は福島県の鮫川村というところにいて、
地元のじいちゃんと並んで森を見ていた。

林齢(森の年齢)が若い森を見ていたんだ。
そしたらじいちゃんが、「この森はあと100年か150年で一人前だな~」って、       フツーに「明日は晴れだなー」みたいな口調で言った。

人間一人の人生をかるーく飛び越えて物事を捉えていて、                それが"普通"って事のすごさ。ショックだった。

「持続可能とか、不可能とかじゃなくて、続いてくんだから、そんなの。
で、どうするかだよねー。」みたいな構え方。

伝わるかな、もう考え方じゃない。脈々とそこに在りながら、
むちゃくちゃに新しい。ふわ~って、変なため息が出た。


若くて、自分の考えがまだグズグズと振れ幅が大きいうちに、
農村で学ぶ必要があるんじゃないか。大学で都市緑化を勉強していた僕は、
だんだんとそう思うようになった。そんで今、ここにいる。

で、さっきの話に戻るんだけど、そんな遠い目を持ちたくて来たはずなのに、
僕は今までより先を見なくなってる。

今を見る"って言うほどに物事を捉えられてはないけど、
なんだか日々重ねていく感覚が強まってる。

それがどういう事なのか。今日少しだけわかった気がする。


たぶん、農村の文化は織っていくことで、やっと存在してる。
一つの生きざまはその縦糸と横糸の重なった、たった一山でしかなくて。

その時代とその地域の一山は、それまでとそれからを繋いでる。
その織物の存在をつかめれば、実際に遠い目を持つことになるんだ。

個人の経験則に拠った未来とは異質の、経験的な未来を見通す目。
それにはやっぱり、自分なりに営みを積み重ねていくしかないんだと思う。

それは、得るんじゃなくて"あとでそれに気付く"に近くて、

身に付けるよりも"湧く"に近い感覚なんだ、たぶん。

そんな目でいろいろなものを見てみたいなぁ。

そんな感覚でモノゴトを捉えてみたい。


という内容。
彼はすでに「農村力」の本質を感じとりはじめているようです。
人一人の存在を超えていながら、人一人に受け継がれている
大事なもの。

こうしたものを、「無価値」だと決めつけて捨ててきた今の社会は、
本当に健全なのか?

そういう意味で、わたしたちは、社会の根本原理を、意識して
いかなければならない時期にきているのではないでしょうか?






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Last updated  2008.05.17 19:39:57
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